複雑・ファジー小説
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.93 )
- 日時: 2014/04/14 20:47
- 名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: xVgmFESq)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode
[嗚呼。青は幻の色なのだろうか。動物の身体の中は全部赤だ。内臓も血も。空、海は青だ。宇宙から見た地球は青だ。青という色は幻だと思った。色というものは何かとも分からずに。あお。青。蒼。愛しい憧れ、遠い横顔のきみに、 今日の境目、咄嗟の嘘を吐こう。 拙く可愛い、嘘を吐こう。 ゲームの名は、駆け引き。 日常と非日常、芸とぼくらの境目で 嘘の果てには、きみとぼく 破れた幕を降ろしたら、嘘のような恋をしよう。窓辺の席で スマホをいじる 他人の笑い声は 聞こえない お気に入りの歌で 鼓膜を響かせているから 初夏の風に揺れた マッシュヘアー 小柄な体に似合わない 右肩には大きなギターケース 青色のハイカット なんだか年期が入ってきた 憧れのロックスター 電池が切れるまで再生中 何度も聴いたあのフレーズ おかけで そらで言えるようになっちゃった ロックンロールとハイカット 必要不可欠な私の日常 今日も明日も この曲とあの靴を それで私は完璧なの!!ろっくんろーるとハイカット。甘ったるいケーキは あたしの思いで 苦くて仕方ないコーヒーは あなたの心で。ふたつにひとつではんぶんこ。正義を掲げた男は 笑いながら 悪人と呼ばれた男に「あいつはホント馬鹿だよな」 そう言った 悪人と呼ばれた男は 泣きながら 正義を掲げた男に「あいつはホント馬鹿だよな」 そう言った ホントに馬鹿なのは どっちだ…?馬鹿だよ。どうしようもない馬鹿。『奇跡』という名の 『出逢い』に感謝。大切な仲間へ。あいの言葉を捧ぐ。沈まぬ太陽は誠実.すぎた。音もなくホワイトアウト。さよなら、もう見えない。境界が消えた。知れない。白のベタ塗り。神様の筆遣いは滅茶苦茶で、それすら潰れた、真白の闇。どこにも帰れない。さよなら、溺れてしまった。息は続かない。見上げるだけじゃ、どうにもならない白夜の底。さよなら、白紙になれ。さよなら、さよなら。まーがれっとのおまじない。ほわいと。真っ白な君へ。空っぽの器、抱えたまま立ってた。動かなきゃ、って言い始めて何年だろう。まだ、遅くない。器に満たした幻、現実に変えるのは、今の僕だ。憧れが僕の邪魔えをして。いつまでも。前に進めない。朝一の、泡に酔う。つゆくさ。ココロが痛いと叫んでたってそんなの知らない。きこえない。笑顔の仮面をかぶって今日もなんでもないようなフリをしよう。わらって。笑って…?今日も。きょうも。今日も。僕はただ 自分らしくありたいだけ。]
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.94 )
- 日時: 2014/04/14 20:48
- 名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: xVgmFESq)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode
[嗚呼。相手には好きな人がいて、僕は告白ができない。 >>じゃあ君は、ゴールにキーパーがいたら、シュートしないのかい?告白。故意に恋の言葉よ来い。こっちへおいで。こっちへ、どうぞ。どうぞ…?好きと嫌いは紙一重でしょう? そうでしょう? 私は大好きだったものが嫌いになったよ 好きなのか嫌いなのか分からないけど とりあえずは離れたいと思う でも、あなたがいない生活は思ったよりさびしいのね それでも私はあの場所に戻るつもりはないんだよ。好きと嫌いは紙一重。いつでも。いつまでも。こんなはずじゃなかったな。思い描いていたのとは全く違う。兄のときとも姉のときとも違うよな。だけど、自分を傷付けてばかりだった私が18歳になれたのは、きっと素晴らしいことだ。焦りたくない。まだまだ子どもでいたい。今も生きるので精一杯。それでも、私が生き延びた18年間は大事なものであるはずだ。喜びも苦悩も痛みも抱えてこれからも人生は続く。これからも続く。ずっと。ずっと。ずっと。人生は苦しくても、いつまでたっても。ひとりぼっち。だから。だから…!伸ばした手は、朱く光る太陽を呼びとめようとしたわけじゃないんだよ。開いた手は、冷たい風をせきとめようとしたわけじゃないんだよ。あなたと明日も会えますように、っていうおまじないなだけ。小さい子が隣で手を振る。僕も負けじと手を振る。振り返るあなたは風になびく髪を抑え、控えめに手を振る。また、明日。また、明日。必ず会いたいおまじない。また、あした。また。あした…?拒絶というものを始めて知ったとき、自分自身の身勝手を知った 自分の問題を押しつけて、一方的に疑いながらまとわりついて 拒絶されない方がおかしい。 いつもはペラペラうるさい言葉を吐く口が、まったく動かなくて。 難しい言葉で本音を語っているのかもしれないあの子の核を知ることはきっとできない。 ありきたりで安っぽい言葉しか紡げない私は、 それを知ろうとする資格さえない。この身を削ってでも伝えたかった言葉は、「ありがとう。」みたいな単純なことじゃなくて、もっと色々言いたかったけど、それにはまだ、知識も経験も足りなくて、だからとりあえず一番初めに出てきた言葉を口にしたら、君は笑ってくれたから、多分この計算式は、正解だったのだと思う。計算式は、無限大。物事を美しく見たければ、まずは自分自身が綺麗にならなければいけないらしい。]