複雑・ファジー小説
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.95 )
- 日時: 2014/04/15 20:49
- 名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: xVgmFESq)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode
[嗚呼。一目惚れ.なんて女女しいから ずっと前から知ってるふりして どうでもよさげに欠伸する 意味があるかは分からないけど 取り敢えず鍵をかけて奥にしまう 鏡の世界と、知らないふり 新しい鼓動に出会うたび 鍵をかけては溜めこんで 喪失に怯えて立ちすくむことが そもそも喪失だったのに 言葉に縛られては 心を履き違え 同じ映像を目で追っている。はるしゃぎく。演者なんて。縁者なんて。所詮そんなものだ。本当の自分には為れないのだから。だから。けんけんぱ をして 少し遠い。 じゃんけんぽん して あいこでしょ。 手招きをして おいでおいで。 夕日を すっかり のみ込んで もう 帰るのね もう 帰るのね…?けんけんぱっぱ。けんぱっぱ。今日もばいばい。また。あした。平気だよって言った君は泣いていたね。 斜めに差す月が、銀の瞳で僕らを見下ろす夜。 闇の底から引っ張り上げてほしいと、懇願する手も取れずに、僕は。 何も信じられない、左胸の奥が痛い夜だった。自己或いは、他者。多謝。他車。交通事故でクラクションを鳴らした。嗚呼。ああ。嗚呼……!はじまったときには もう終わってた だから気づかなければよかったんだ 君のことが好きだなんて 恋したことに後悔はない 気づいたことに後悔してる。気付きたくなかった。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。慰めの花束を抱えて 駆けたの だって わたし 上手く、できない 君を 待つ。 傘を忘れて ずぶ濡れで 君を 待つ。 一言だけでも聞かせて 君を 待つよ。 だって わたし それしか、ない。だって。言い訳にイイワケを重ねて。今日もこれだけしか出来なくて。ごめんなさい。今日も、ありがとう…?「好き」は見えない。 「好き」は空気に溶けている。 「好き」はパズルのようにたくさんあって 人はみんな、自分に合う「好き」のピースを求めて旅をしてるんだ。 それが恋なんだ。やっと。そんな事に気が付いて。今日も大きく笑う。貴方に出逢えてよかった。透き通った笑顔 濁りきった涙 どちらがいいかなんて はっきりしてるけど 透き通った涙 濁りきった笑顔 どちらがいいかなんて どうだっていいけど 常に二極化して ゴチャ混ぜにしたものは 吐き捨てて 常に二極化して ド真ん中にいるものは 淘汰される そんなに正しさを 知っているのか そんなに間違いを 許せないのか ならばここにいる僕は 何処まで行けばいい? 何時まで行けばいい?混沌の闇の渦のなかで。今日もきみを想う。]
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.96 )
- 日時: 2014/04/15 20:48
- 名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: xVgmFESq)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode
[嗚呼。届かない だから求めるんだ 簡単に届くなんて 面白みにかけるだろ? まだまだ、全然さきだ。ゴールなんてもんは。だから。だから。”今”を駆け抜けるんだ。全力疾走で。人間というのは 実に不思議だよ 痛みを抱えても 涙に濡れても 幸に溺れても 虚無に満たされても 同じように 眠りにつくのだから 命の性ってやつかな 単純なようで複雑だね 「あら いらっしゃい」 キミには無粋な質問だったかな そうだね ベイクドショコラをいただくよ 今はそんな気分さ…?おやすみ、どるちぇ。今日も良い夢をきみに届けるために。美味しいよ、東日本出身の僕と西日本出身の君とじゃ味付けとか違うけど。今日は君が作る番で、僕が洗い物する番。そしてコーヒーとホットミルクとともに君は僕を背もたれにして、いつも通り、ネプリーグを見るんだ。君はいつも僕がわかる前に答えを言っちゃうから、少し不満だけど、君の背中から伝わるあったかさで、遠くに流されて言ってしまうよ。しろとくろ、永遠には続かないいっときの絵。素敵な絵に。みるくと、こーひーを添えて。今日も。きょうも。今日も。朝陽に目を細める。 そうだったかな、なあんて背中で呟いて、隣の君に微笑んだ。 穏やかな朝のあと、待ち受けるのはきまってかなしいこと。 置き忘れた幸福なんて望まないよ、って言えるほど強くないけど、涙を流すほど弱くもない。成長している。今日も。明日も。昨日も。夢のまた夢 だから見るんだ だから焦がれるんだ 。叶えますから。史上最高の夢の続きを。朝を継ぐ雄鶏が 高らかに告げる 紙一重の終始 纏うくれなひは 豪々たるいのちの源か 瞬きの間に 椿が落つる 言わぬ梔の科 誰も拾い上げず 朝露に滲む 旭日瞳瞳 私だけがなり得た証人だ。紗らりと哭くあか。難しい言葉なんて要らないの。思い浮かんだ言葉がすべて。だってそれが、ホントにホントの言葉だから。だから。今日も。ほんとうにありがとう。拙い言葉を聴いてくれて。ありがとう。温い朝焼けは 俺たちを追いかける 伸ばした手の先 あの子が待っている 。ほら、振り向いて…?きっと春風が、あたしの名前を呼んでいるから。だから。だから。]