複雑・ファジー小説
- Re: シークレットガーデン 〜小さな箱庭〜【知恵の試練編】 ( No.178 )
- 日時: 2017/10/10 12:12
- 名前: 姫凛 ◆x7fHh6PldI (ID: KACJfN4D)
読者の皆様も一緒に解いてみては如何でしょう。
◇◇◇◇◇
第一問「「アナログ時計が今、12時ピッタリを指している。
この時計が今から24時間(2周)回り続ける。
24時間経つ(2周回る)間に、長針と短針は何回重なるだろう?」
◇◇◇◇◇
扉の前に置かれた、両手で持てるサイズの置時計がひとつ。
答えがわからずみんな頭を悩ませ首を右へ左へ傾けている。答えられるのは一人だけ。仲間内で相談するのは駄目らしい。
「きゃははっ♪ しょうがないなぁ。最初の問題だしトクベツにヒントをひとつアゲルよ♪」
ヒント:分からない場合、1時間刻みで考えてみよう。
一時間に長針と短針は何回重なるかな?
ただしこの問題は少しワナが仕掛けられているようだ。
◇◇◇◇◇
第二問「川に立派でかなり大きなボートがあり、川の前に3組の夫婦がいる。
この夫婦達は川の向こう側へ渡りたいらしい。
仮にこの夫婦をA&a・B&b・C&cとしよう。
この夫婦達の婦人、夫がいない時に他の男と一緒にいることは許されない。
(例として、aはAがいない場合、BやCと一緒にいてはいけない)
さらにこのボート、男が漕ぐと片道1分×人数、女が漕ぐと2分×人数、時間がかかる。
さあ、この夫婦が無事に全員渡りきるのに、最低でも何分かかるでしょう?」
◇◇◇◇◇
一つ目の問題を解いたのはシル。朝から晩まで動物のお世話をして暮らしていたシルは、よく両親から何時までに何をして何時からなにをするのよ、と時計の時刻をみて教わっていたそうだ。
そして今度は二つ目の扉と問題がルシア達の行く道を塞ぐ。
六つの小さな人形と木々が生い茂る森に流れる川を再現したジオラマ。
—これを使って考えろという事か。
◇◇◇◇◇
第三問「ある殺人を犯した犯罪者がいた。
その犯罪者は自分の犯した罪の自首をしただけで、まだ肝心の死体や凶器は発見されていなかった。
犯罪者の唯一の身寄りは、自分の母だった。母は農家をやっていて、自分の作物で生計を立てていた。
そんな母から時々手紙が来るが、その中に、『もう自分の畑を耕せなくなった』とあった。
この犯罪者はどうにかして親孝行をしたいと考えた。
そして、あるアイデアを思い付いた。
どうも『ある人間達に自分の犯した罪の事を詳しく言うと、母の畑を耕しに行ってくれる』らしいのだが
さてその人間達とは誰のことだろう?
『ひらがな4文字』で答えてほしい」
◇◇◇◇◇
二つ目の問題を答えたのはシレーナだ。生まれは海の国だった彼女。山の国でもよく森で薬草を探す姿がみられた彼女はそのへんのことも詳しかったのかもしれない。
そして今度は三つ目の扉と問題がルシア達の行く道を塞ぐ。
いきなり不愉快な気持ちにさせる問題だ。
「きゃははっ♪これは難しいかもしれないからヒントをアゲチャウよ〜♪」
ヒント:罪を詳しく話したら、畑を耕してくれるとあるが…
罪に関することと畑がどう関係しているのだろう?
◇◇◇◇◇
第四問「次の『??』に当てはまる言葉は何だろう?
どうもその前の言葉に何か秘密があるらしいのだが…
皿+サイコロ=舞妓
家+ボール=研究
豆腐+寿司=朝刊
車+鉛筆=??
◇◇◇◇◇
三つ目の問題を答えたのはリア。答えた彼曰くこうゆうのは慣れてるからとのこと。アルトの死体を処理したときもそうだが、彼は死というものに他の人下よりも慣れ過ぎている部分があると思われる。
そして今度は四つ目の扉と問題がルシア達の行く道を塞ぐ。
文字が書かれた石板がひとつ。今度はこれを見て答えるのか。また難しい問題に行き詰まりを感じる。
「え〜またヒントがホシイの〜? 仕方ないなぁ、きゃははっ♪」
ヒント;足し算の式ということは、前の言葉の何かを足すと、答えが出てくることになるが…
◇◇◇◇◇
第五問「・甘い
・酸っぱい
・辛い
・苦い
・旨い
・しょっぱい
これらは全て味の種類(味覚)を表す形容詞たちだ。
この中に一つだけ仲間外れの形容詞があるという。それはどれだろうか?」
◇◇◇◇◇
四つ目の問題を解いたのはルシア。以外なことにも。昔から病弱で家の中でしか遊べないヨナの為にこんな感じの謎解きクイズみないなものを出し合って遊んでいたそうだ。
そして今度は四つ目の扉と問題がルシア達の行く道を塞ぐ。
◇◇◇◇◇
五つ目の問題を解いたのはランファ。本人曰く食べ物はお任せあれ♪ だそうだ。
そしてついに最終問題。六つ目の扉と問題がルシア達の前へ立ちふさがる。
扉の前にリボルバー式拳銃がひとつ台座の上に置かれていた。
「すごいスゴイ〜」
謎の幼女の嬉々とした声と拍手喝采が祠堂内に響きこだまする。きゃははっ♪という甲高い笑い声が頭の中で反響し頭痛が酷い。
「最後の問題がイッチバ〜ン簡単だよ♪」
「どうゆうふうに簡単なの」
「だってアタシの質問に答えるだけでいいんだもん♪」
ルールはこうだ。
装弾数は標準で六発の空のリボルバーの銃口を頭に向けて、謎の幼女がする六つの質問が[本当]の事だと思うなら何もせず、[嘘]だと思うなら引き金を引く、制限時間内にどちらの行動意思を示さなかった場合、一問につき一つ弾薬を装填される、ただそれだけのこと。だと声は平左に言う。
「ある意味私が最後で良かったわねっ」
ガンナーであるリティは慣れた手つきでリボルバーを手に取り、決めポーズを構える。
その姿を見てリアは小バカにしたように鼻でふんっと笑い
「そうだなある意味なっ」
「な、なによ…」
「問題の答えが解らなくて見てただけだなんて言えないもんなー」
「こ、このおおおぉぉ」
リアに構え引き金を引くがリボルバーは空砲、弾は発射されない。「危ないだろ馬鹿」「うるさいあんたの方が馬鹿よ!」とまた喧嘩を始める二人にあははとみんなで苦笑い。
謎の幼女はだんまりを決め込んでいる。以外だ。声の感じから察するにこうゆう修羅場は好きなのだとばかり思っていた。
リアとリティの喧嘩にある程度決着がついたところで
「——じゃあハジメチャオウカ♪」
「そうね。こんなところでこんな奴と犬死だけはごめんだものね」
「はいはい。そーですかっ」
謎の幼女からリティされる十個の質問。
—ルールは簡単 [本当]の事だと思うなら引き金を引かない
[嘘]だと思うなら引き金を引く
ただそれだけのこと_?