第1話僕は友達が少ない。もっと正確にいうとひとりもいない。どうしてだろうか。ルックスも普通、成績も普通なのにどうして、どうしてみんな僕を避けるんだろう・・・?そんなことを考えながら、僕は家に帰ってきた。「母さん、ただいま」あいさつをして、靴をそろえて、自分の部屋に向かう。そしてベッドにゴロンと横になった。