複雑・ファジー小説

Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.14 )
日時: 2014/05/13 20:53
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

第10話

「きみは自分では八方美人かもしれないが、実際はそれとは大きくかけ離れているということだよ」

「それはどういう意味ですか」

ライオンさんはその答えに嬉しそうに微笑んだ。

「いい質問だね、これから私はきみの学校生活を夢の中で見せよう」

「えっ、でもぼくもう眠れません」

するとライオンさんはガオーッと吼えた。

「今は夜中の3時だぞ!真夜中だ!こどもは7時まで寝なさい!」

ライオンさんの迫力にぼくは思わず毛布を頭までかぶった。

すると、どこからかライオンさんの声が聞こえてきた。

(さて・・・学校の夢を見させようと思ったが、私も眠たいので、明日にしよう)

へ?

(おやすみ、いい夢を)

そんなぁ。