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複雑・ファジー小説
- Re: ライオンさんとぼくのお話 ( No.23 )
- 日時: 2014/05/14 20:00
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
第19話
サッカー部か・・・どうしようかな・・・
「和人、なにか悩み事でもあるん?」
声をかけてきたのは、幸村 神楽(ゆきむらかぐら)さん。
ぼくのクラスメートだけどあまりなじみがない。
でも、話しかけてくれたのだから、ぼくの悩んでいることを話してみるのもいいかもしれない。
「・・・・というわけなんだ」
「なーんだ。それなら入りな!うちもサッカー部やで!」
ぼくより背の高い幸村さんはぼくの頭をなでた。
「へーっ、和人って髪さらさらしてるんやね!」
そのせいで、ぼくはパパにいいこいいこされているんだけど・・・(汗)
☆
「あ・・・あのっ、仮入部をしにきました!」
ぼくが幸村さんと一緒にサッカー部に向かうと、茶色の髪の男の子が振り向いた。目が少し半開きで色白な子だった。
「きみは和人くんですね。ぼくは、星野です。星野天使」
て・・天使!?
世の中にはすごい名前の人がいるんだなあ。
「目が大きいと悩んでいる和人くんに嬉しいお知らせがあります。
ぼくはきみよりもっと目が大きいんですよ!」
そういったとたん、パッと目を見開いた。
まるで少女マンガに出できそうなキラキラ目を輝かせる星野くん。
大きいのは大きいけど、きみは逆さまつげだし、女の子みたい・・・
「ぼくは男の子ですよ!女の子じゃありません」
そうだね。ごめん。
「いえ、気にしていません。まえは可愛いってよくいわれたのですが、最近はそれを通り越して『女の子みたい』といわれていますので慣れっこになりました。ちなみにぼくにあった人の約8割が女の子って回答をしています」
そ・・・それはすごいね。
きみをぼくのパパに会わせたいよ。ぼくのパパはぼくにコスプレさせるのが大好きなんだよ(涙)
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