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複雑・ファジー小説
- Re: マジカルスイーツショップ【参照280突破!】 ( No.48 )
- 日時: 2014/06/11 19:29
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
「秘儀『華麗米斬り』!」
あたしたちが話をしている間もチェイダーさんと川村くんの激闘は続く。
川村くんは必殺技を出したけど、模造のサーベルで防がれてあっさりと弾き返されてしまう。
「うぬ…これならどうでござるか!『風車斬り』!」
彼は上空へ飛び上がり回転しながら落下、そのまま斬心刀を一直線に振り下ろすけど、なんとその攻撃は真剣白羽どりで受け止められてしまった。
模造刀とはいえ、強すぎます、チェイダーさん。
「小僧、お前の実力はこんなものか!」
彼に蹴り飛ばされ、地面を転がる川村くん。
立ち上がってきたときにはかなりボロボロになっていて立ち上がるのだけで精一杯の状態だ。
「川村くん、もうやめて!あたしのために戦わないで!」
すると彼は、微笑みを浮かべ、
「そうはいかないでござる。拙者、命に代えてもお主らの命守って見せるでござる」
そんな…
あたしは戸惑いを隠せなかった。
どうして彼は何にも関係ないのにここまで尽くしてくれるのだろう?
「拙者は正義の味方、川村猫衛門。通称ネコザムライでござる。
困っている人を助けるのは正義の味方として当然のことでござる。
ところで、チェイダーとやら、お主、拙者の最終奥義を受けてみるでござるか?」
「フン、どんな攻撃だろうと受けて立ってやる。お前の最後のあがきとやらをしてみるがいい、小僧」
その刹那、あたしの隣に座っていたうどん大好きの男の子がどこから持ってきたのか、プレイヤーのスイッチを入れると音楽のイントロが流れてきた。
「いくでござる。最終奥義…『サムライ戦隊』!」
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