複雑・ファジー小説
- Re: 魔法少女戦記 ( No.12 )
- 日時: 2014/08/01 07:08
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
「グォフォフォフォフォ!待ちくたびれたぞ、マジカルガールズ!」
奴らはついに俺の前に現れた。
3時間ぶっ続けで暴れまくったかいがあったもんだぜ。
「俺は4大幹部のひとり、スチールマン!お前たちから大量のマイナスエネルギーを奪いに来た!」
すると、オレンジ色の髪の奴が口を開いた。
「やれるもんならやってごらんなさい!」
「いいだろう。俺のパワーを見せてやる!」
奴らは魔法少女に変身し、名乗りをあげて全員集合のポーズを決めた後、俺に攻撃を開始した。
オレンジの髪の魔法少女が俺に拳を放ってくる。
「これでも食らいなさい!」
ゴワ〜ン!
奴の拳が当たったとたん、まるで教会の鐘のような音が鳴り響く。
「グオフォフォフォフォ…」
「こいつ、なんて装甲なの!?」
「だったら私が!」
今度は土の魔法少女が蹴りを繰り出すが、俺の前では無意味。
簡単にはじかれてしまう。
「グフォフォフォフォフォ…今度は俺の番だな」
拳を固め、奴らに殴り掛かると、素早い身のこなしで避けられた。
地面にクレーターのような穴が開く。どうやら、このチッキューという星は地面が柔らかいらしい。この程度の攻撃で簡単に穴が開くとは…
「エコロジーアロー!」
緑の髪の魔法少女が虚空から矢を作り、それを発射してくるが、全部弾き返す。
「俺のハンマーを食らえ!」
俺は得意のハンマーを振り回し奴らを蹴散らす。
すると奴らは次々に吹き飛び、建物の壁に激突し、倒れてしまった。
すると俺の水筒にマイナスエネルギーが集まる。しかもかなり濃い色のマイナスエネルギーだ。
これでウルフマンから渡された水筒のメモリが10から20へ上がった。
「話にならんな。では、帰るとするか」
俺は奴らの弱さに不満をブツブツ言い帰ろうとした、そのときだった。
「待ちなさい!まだ…まだ、私が残っているんだから!」
その声に振り替えると、半泣きの表情で生まれたての小鹿のように足をぶるぶる震わせながら立っている、黄色い髪の魔法少女がそこにはいた。
「グフォフォフォフォフォフォフォ!こいつは傑作だ。お前みたいなチビの弱虫で泣き虫な奴がこの俺と一戦交えようというのか?」
「私は…負けなない…あなたに勝つ…!勝負よ、スチールマン!」
「グフォフォフォフォフォ!」