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複雑・ファジー小説
- Re: 魔法少女戦記 ( No.16 )
- 日時: 2014/08/01 07:14
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
私たち5人はマジカルガールズに変身して、外へ飛び出した彼を追いかけ、戦闘を始めた。
ちなみに彼らはいつも登場したその瞬間に、周囲の時を止めて自分たちの存在が第3者に感知されないようにしているらしい。
「ブレイブファイアー!」
最初に、ブレイブは炎を彼に放つが、残像が見えるほどの速さで避けられてしまう。
「遅いねぇ」
背後から手刀を受け、彼女はすぐに倒されてしまう。
「ハニーじゃんけん、じゃんけんポン♪」
ハニーが必殺技を発動する。
このじゃんけんは、彼女が勝った場合、敵に対してグーなら岩石落とし、チョキなら斬首、パーなら体が破裂するというチート級の力を持つじゃんけんなのだ。
しかし、彼はあろうことかじゃんけんに勝利し、驚愕している彼女をパンチで殴り飛ばした。
すかさずセラフィーが緑の光波を炸裂させるが、彼はそれを右手のミトンで吸収し、左手のミトンで倍にして私たちに送り返す。
その威力は凄まじく、こっちは全員立っていられないほどのダメージを負ってしまった。
「残念だねぇ。もう少し楽しめるかと思ったのにねぇ」
彼がそう言ったその刹那、意識が遠くなった。
☆
目を覚ますと、なんと私とみんなは青空の上にいた。
今まで浮遊魔法なって習った覚えもないのに、あたしたちは空中何十メートルという高さに浮かんでいた。一体、どうなっているの?
すると、フッと目の前に茶色い長髪の引き締まった体つきの半裸の男の人が現れた。
空中に浮かんでいるってことは、彼も私たちと同じ魔法使い?
すると彼は口角をあげ、笑みを浮かべた後、口を開いた。
「俺は不動仁王。これから俺がお前達を一人前の魔法少女に育ててやる」
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