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わたしとまいかちゃんの対戦相手は、髪は土を彷彿とさせる茶色のツインテール、瞳は草原を思わせるような緑色、水色で水玉模様の服にスカートを着た幼い外見の女神様だった。

外見年齢はわたしたちと同じぐらいに見える。

「わたしは甘美な花の神、サシャ＝リルル、あなたたちの対戦相手。
では、始めましょう」

彼女がそう言ったので、わたしたち２人は変身をする。

「ハニーじゃんけん、じゃんけんポン♪マジカルハニー！」

今回のハニーじゃんけんはパーを出した。けれど、相手は何もしない。

神様だけあって、このじゃんけんの効果を知っているのかな…？

「唸る大地、溢れる勇気、土の魔法少女マジカルシード！」

わたしたちが名乗りを終えるとリルルさんは、真剣な顔つきになってクワッと目を見開き、

「グリーンラブ！」

すると周りに生えていた草が成長し始め、バトル空間を作り出した。

「ここからは私の世界ですよ、あなたたちに勝ち目はありません」

「やってみないでわかるかよ！」

真っ先に彼女に先制攻撃を繰り出したのはシードだ。

リルルさんは不意を突かれた攻撃に、少し体勢を崩した。

その隙を逃さず、シードは猛烈な勢いで乱撃を続ける。

けれど、彼女は次第に軽々とそれを避け始めた。

「花びら乱舞！」

花びらを辺り一面に乱舞させ、その間に魔法で作り出した薔薇を投げて攻撃する。

薔薇の花のトゲがわたしたちを苦しめる。

トゲがチクチクして痛いよぉ…

その様子を見て、彼女は美しくも恐怖を感じさせる笑みを浮かべた。

「さあさあ♪美しい花のな・か・へ♪」