複雑・ファジー小説

Re: 魔法少女戦記 ( No.4 )
日時: 2014/07/31 19:24
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

私は同じクラスの友達であるゆきちゃんと一緒に学校へ行こうと彼女の家まで来た。

「ああ、待って、ハニー!いますぐ行くから!」

その返事と共に、ドタバタと赤い色の瞳に茶色の髪のゆきちゃんが玄関のドアから現れた。

「ごめんごめん、朝寝坊しちゃって。待った?」

「ううん、みんな待ってないよ。ね?」

「「「うん!」」」

私には仲のいいクラスメートが3人いる。

ゆきちゃんに黒い目に黒髪のショートカットが特徴のまいかちゃん、黄緑の長髪に緑の瞳が印象的なあいなちゃん。

実は私たちには誰にもばれていないすごい秘密がある。

それは世界を悪の手から守るスーパーヒーロー、魔法少女マジカルガールズってこと!

つい、この間も怪人軍団っていう悪者から世界を守ったの。

それにしても、敵のボスさんは最後の最後まで現れなかったけど、逃げちゃったのかな?

「ウォンウォン!それは違うぜぇ!」

突然上空から声がした。見上げてみると、人(?)が4人浮遊している。

「あんたたち、何者!?」

ゆきちゃんが訊ねると、ドーベルマンの顔をした人が口を開いた。

「よくぞ聞いてくれた。俺たちは、暴走大帝様の偉大なる部下…4大幹部。お前たちが闘っていた怪人軍団…奴らは俺たちの中では最下層の集団…そして俺たちは、最高位にして最強の4人組なのだ!ウォンウォン!」

「…行きましょ。学校に遅刻しちゃう」

ゆきちゃんの言葉にみんなは同意し、歩き出した。

私も後を追いかける。

後ろの方で、「人の話を聞けーっ!」って声がしたけど、今は関わらないほうがいいみたい。

また、放課後あの人たち来るのかな?