複雑・ファジー小説
- Re: 魔法少女戦記(キャラ募集!) ( No.52 )
- 日時: 2014/08/04 13:59
- 名前: モンブラン博士 (ID: CMSJHimU)
俺たちは彼女たちのがんばりを観に行くつもりだったが、急に最後のひとりの対戦相手から連絡が入り、どうしても抜けられない用事があるから、対戦を2週間後にしてほしいという。
どうせこのまま対戦しても彼女たちは満身創痍であるから、まともに闘えるはずがないと踏んだ俺はその件を承諾し、彼女たちを地球へ送り返すことにした。
対戦までの2週間、俺たちが彼女たちを徹底的に鍛えてやろう。
☆
「ふっ〜戻ってきたんだ〜!」
わたしは地球に戻ってこれたことが本当に嬉しかった。
天国、もといエデン星の滞在はわずか数時間だったけど、生まれ故郷である地球(日本)を離れたと知ったときは帰りたくてしょうがなかった。
まあ、闘いが終わった後、天国の観光名所をフレンチくんが案内してくれたから楽しかったけど、やっぱり住み慣れた地球が一番だなあ〜
☆
「おや、どうやら彼女たちが帰ってきたようですね」
魔法少女から発せられる特殊な電波をキャッチしたわたしは、嬉さのあまりニヤリとほほ笑みを浮かべました。
初めにウルフマン、次にスチールマン、そしてパペットマンときて最後にこのわたしが出動することになりました。
ですが、どうも乗り気になれません。
もしかするとそれは、地球ではまり、まとめ買いした読みかけの漫画があるせいなのかもしれません。
正直な話、漫画を読むのに忙しくて、今は魔法少女を相手にしている暇はないのです。
マイナスエネルギーを集めたいのですが、寝ながら集めることはできませんし…
「ん?寝ながら…」
ふと、わたしの頭の中にアイディアが閃きました。
なるほど、これならわたしが直接動くことなく大量のマイナスエネルギーを集めることができますね。
わたしは早速、黒いボールを5つ秘密道具箱から取出し、パペットマンに渡して指示を出しました。
「このボールを、それぞれ1個ずつ彼女たちの家に投げこんでください」
すると彼は可愛らしい顔でコクリとうなずき、
「わかったねぇ。投げてくるねぇ」
「どうもありがとうございます。これでわたしも安心して漫画の続きが読めるというものですよ」
わたしはパペットマンに役割を任せ、再び漫画を読み始めました。
おそらく彼は大量のマイナスエネルギーを集めてくるでしょう。
彼が帰ってくるのがとても楽しみです。