複雑・ファジー小説

Re: 魔法少女戦記(キャラ募集!) ( No.57 )
日時: 2014/08/05 17:18
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

おや、不眠玉の反応が消えましたね。

ということは、彼女たちはそれに気づいたというわけですね。

なかなか侮れない存在です。

ですが、幸いなことに可愛いパペットマンのおかげで、60にまで水筒のメモリが上がりました。

残りはわずか40。

ウフフ…

あと少しで暴走大帝様がこの星を直々に破壊しに来てくださいます。

では、残りの40のマイナスエネルギーは、この私が集めてくることにしましょうか。

ちょうど良い獲物が見つかりましたのでね…

マジカルハニー、あなたの恋愛をこの私が引き裂いて絶望させてあげますよ。

アーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!



「ここから出してっ!」

「そんなに出たいのですか?ですが、ざ〜んねん。どんなにがんばっても、あなたはこのガラス瓶から脱出することはできませんよ。アーッハハハハハハハハハハハハハ!」

凶悪な笑みが浮かべ、わたしの入ったガラス瓶を眺めている、仮面をかぶり道化師のような恰好をしたひとりの男。

わたしは登校中に彼の放ったビームを浴びて小型化してしまい、ガラス瓶に閉じ込められてしまった。

上にはきつくコルクみたいな蓋で閉められており、どんなに力を加えてもあけることはできない。

魔法少女になろうとするが、瓶の中では変身することができなくなっていた。

出ようと暴れたりしたので、体力は一気に消耗し、膝をついて肩で息をする。

幸い上には小さな空気穴が開いているからある程度呼吸はできるけど、無力さを感じずにはいられない。

「わたしをここに閉じ込めて何する気なの…?」

「決まっているじゃないですか。あなたの最愛の人、西園寺という少年をあなたの目の前で殺すんです。いいでしょう?」

そ…そんな!西園寺くんに手を出さないで!

「それはできないお願いですねぇ。
なぜならわたしは可愛い女の子が絶望する顔を見るのと、恋仲を引き裂くのがなにより好きですから。
最愛の人を目の前で失って無力な自分を呪い、そして絶望なさい。そしてわたしは、あなたの発した最高のマイナスエネルギーを頂きます。アーッハハハハハハハハハハ!」

彼はわたしの入った瓶をポケットの中に入れると、空へと舞いあがった。

「さぁて、あなたにとびきりの絶望を与えてあげますよ。楽しみにしていてください」