複雑・ファジー小説

Re: わかりあうための闘い ( No.124 )
日時: 2014/09/07 13:33
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

零次郎sid

私は美食を愛する。

今まで稼いだ莫大な財産にものを言わせ、美味いと言われるものを食べ歩いてきた。

しかし…どれも私の舌を満足させるには至らなかった。

はあ…一体どこに行けば、私の舌を満足させることのできる料理にめぐり会える事ができるのだろうか。

そんなことを考えていると、とてつもない朗報が届いた。

とある無人島で能力者同士の闘いがあり、見事優勝することができれば、なんでも願いを叶えてもらえる権利が与えられると言う。

自慢ではないが、私も能力者の一員であるから、この大会が開かれている事に大きな喜びを感じた。

しかし、立ちふさがる敵は恐らく強いだろう。

どうにかして大会の参加者…いやいっそのこと、運営委員とやらも含む能力者を全部倒して願いを叶えてもらえる権利を手に入れてやろうか。

そう思案した私は、部下5人に敵の同時打ちを依頼し、大会の開催される無人島へと向かった。



クレープ=シュクレsid

「零次郎様、万事計画は進行しておりますよ、ニャハニャハ」

私は敵の同時打ちが着々と進行中であることをボスにお伝えしました。

すると、彼は大いに喜びましたので、私もご満悦です。

第1勢力である運営委員、第2勢である出場者&カイザーチーム。

彼ら計30人のうち、既に井吹宗一郎、王李、ジャドウ=グレイ、アリエス=マクラウド、トリニティ=バードンの5人が死亡。

ランス=アームストロング、ルナティクス、上条雄介、巳鍵非檻、ベリー=クラウン、カスター=ホットドッグ、ロディ、メープル=クラシック、星野天使、川村猫衛門の10人は戦闘不能状態。

つまり現時点で戦闘可能なのが、15名しかいないと言うわけです。

しかもその15人のうち、ひとりは我々の組織のものですから、実質14人になります。

その状況を携帯で報告した私は高らかに告げました。

「零次郎様、残り14人の始末は、会員番号10番であるこの私、クレープ=シュクレと会員番号8番である能力者ハンターHNΩにお任せください!ニャハニャハニャハニャハニャハ!」

次回予告
出場者の前に魔の手が襲いかかる!