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複雑・ファジー小説
- Re: ラストメモリアル ( No.1 )
- 日時: 2014/09/12 23:42
- 名前: 芳美 ◆CZ87qverVo (ID: lY3yMPJo)
息つく間もなく、休みという名の暇さえ知らず、時間はとめどなく流れている。
その最中で、同じように幾つもの軌跡が生まれるのだ。人が何かを営めば、その後に新たな道しるべが出来るように。
同時にそれは、全て記憶の欠片となる。刻一刻と過ぎてゆく時の中、この星に刻まれる、新たな記憶の一片と。
やがて、生まれた記憶の欠片が"負"を持っているならば、それは全てとある命の下へと渡り行くのである。星の調停者、妖精の取り替え子、万象神————そんな幾つもの異名を持つ、たった1つの命"オリジン"の下へ。
今日もまたオリジンは、あらゆる"負"の記憶を観ている。
オリジンとはあらゆる観点から存在が確立されておらず、何処で何をしているのかが不明で、男なのか女なのかという容姿さえも定かではない存在のことである。だが、世間に広まっている宗教の信仰上で、オリジンは神として崇められている存在ではある。
だが、言ってしまえばそれだけだ。実際にいたのか、または今も生きているのか、はたまた未だにこの世へ生まれ落ちてないのか。それさえも定かでないのだから。
そして何より、オリジンにはオリジンとしての自覚がない。そこもまた、世間を惑わせている要因だといえよう。
そんなオリジンなる存在と、負を持つ記憶の欠片。この2つは無関係とはいえない。
欠片は情報へと変換され、オリジンはそれを絶え間なく吸収しているからだ。それこそ、時が流れるのと同じように。
しかし————
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