複雑・ファジー小説

Re: 〜闇の系譜〜(サーフェリア編)上【多分毎日更新】 ( No.272 )
日時: 2018/02/04 17:41
名前: 銀竹 ◆4K2rIREHbE (ID: C8ORr2mn)
参照: https://twitter.com/icicles_fantasy/status/952834040217747456


 今回は本編ではありません!
ここでは、サーフェリア編・上の物語を、簡単におさらいしていきます。
最後の第二章第五話については触れませんが、それ以前のネタバレを含んでおりますので、ご覧になる際はご注意下さい。
一度読んだけど、もう忘れちゃったから流れを思い出したい!って方に読んで頂ければと思います。
用語、登場人物に関する解説は>>1-2参照。
上記URLは、サーフェリア編・上の人物相関図となります。

◆物語概要◆
 『悪魔』の召喚という高等魔術を操る唯一絶対の守護者、召喚師。
彼らは、世界に存在する四つの国——獣人の国ミストリア、人間の国サーフェリア、精霊の国ツインテルグ、闇精霊の国アルファノルに一人ずつ存在し、それぞれの国を統治していた。
 ヘンリ村という貧村で育った少年、ルーフェンは、ある時、自分がサーフェリアの次期召喚師であったことを知る。
アーベリトの領主、サミルに命を救われ、王宮入りしたルーフェン。
だが、王宮での暮らしは息苦しく、彼は、召喚師一族として生まれた己の運命を拒絶し、殺伐とした日々を送っていた。

◆年表——サーフェリア編◆(S=サーフェリア M=ミストリア)
……【S歴1184年】
ココルネの森にて、リオット病の発症が確認される。
【S歴1252年】
ドナーク・レーシアスが伯爵の爵位を授けられる。
【S歴1293年】
ココルネの森にて、リオット族の大半が、リオット病を発症していることが確認される。
【S歴1466年】
アラン・レーシアスによって、遺伝病の治療法が確立される。
【S歴1471年】
奴隷として雇用されていたリオット族が、シュベルテにて暴動を起こす。
【S歴1474年 M歴937年】
サーフェリアに、スレインら獣人が漂着。
ルーフェン・シェイルハートの生まれ年。
アラン・レーシアスは死亡。
遺伝病の治療法がでたらめであるという噂が流れ、レーシアス家の地位が陥落する。
【S歴1477年】
トワリスの生まれ年。
【S歴1482年】
ルーフェンがヘンリ村で発見される。
【S歴1484年 M歴947年】
ユーリッドとファフリの生まれ年。
【S歴1488年】……←現在
ルーフェンがリオット病とガドリアの関係性を発見する。
ルーフェンが、正式に召喚師に就任する。


◆あらすじ◆
†序章†『渇望』
──焦土と化したヘンリ村から発見されたのは、召喚師一族の証である銀の髪と瞳を持った、小さな子供であった。
アーベリトの領主、サミルに命を救われ、王宮入りした彼は、召喚師シルヴィアに、こう名付けられる。
ルーフェン(奪う者)と。

†第一章†──索漠たる時々
・第一話『排斥』
──六年の月日が経ち、十四になったルーフェンは、召喚師一族として生まれた己の運命を呪い、殺伐とした日々を送っていた。
そんなある日、ルーフェンは、体調を崩したシルヴィアに代わり、イシュカル教徒の殲滅をするようにと、国王エルディオに命じられる。
・第二話『再会』
──イシュカル教徒の集落、サンレードを消滅させたルーフェン。
多くの人を殺した、その罪悪感に苛まれる中、ルーフェンは、偶然サミルと再会する。
・第三話『曙光』
──ノーラデュース常駐の宮廷魔導師、オーラント・バーンズ。
休暇でシュベルテに戻ってきた彼は、ひょんなことから、アーベリトに行くという次期召喚師、ルーフェンの護衛をすることになる。
・第四話『探求』
──サンレードで生き残った子供たちの居場所を作るため、そして、財政難に苦しむアーベリトを救うため、動き出したルーフェン。
彼が打ち出した策は、かつてアーベリトが確立した遺伝病の治療法を、世に再興させることであった。
・第五話『壮途』
──ノーラデュースに棲む、『地の祝福を受ける民』の異名を持つリオット族。
彼らを蝕むリオット病の謎を解き明かすべく、ルーフェンは奔走する。

†第二章†──新王都の創立
・第一話『奈落』
──オーラントと共に、ノーラデュースへと渡ったルーフェン。
一方その頃、次期召喚師が不在になった王宮では、イシュカル教徒の影が怪しく蠢いていた。
・第二話『落暉』
──奈落の底にたどり着き、ついにリオット族との接触を果たしたルーフェン。
王都の人間を憎むリオット族たちを、ノーラデュースから救い出すため、ルーフェンは彼らの説得を試みるが……。
・第三話『覚醒』
──リオット族たちを殲滅するため、ノーラデュースに急襲をしかけてきた魔導師たち。
憎しみの連鎖を断ち切るべく、ルーフェンは、召喚術を行使する。
・第四話『疑惑』
──連続して起こる、王位継承者たちの死。
不安に揺れ動くシュベルテで、ルーフェンは、自身の出自を知ることになる。

次話『創立』
To be continued....