PR
複雑・ファジー小説
- Re: 魔が玉 (改) ( No.17 )
- 日時: 2015/07/08 23:27
- 名前: ななか (ID: enKf/rbe)
『第三管理局、どうだ!?』
『ダメです、バクにやられました。』
『被験者、ワープします。』
2121年、渋谷。
時間軸管理局は慌ただしく、いろいろなところで叫び声やため息、諦めの声が出ている。
『被験者はどこからアクセスした?』
『新宿からの模様です。』
『………仕方ない、俺がいく。ワープの準備を!』
『し、しかし危険度が高すぎます。それに送り込んだ3人も危険に巻き込む事になります。』
『魔法』
『へ?』
『魔が玉を使わせよう!』
『あまりにも危険過ぎです、染野先輩。あれはまだ実験中です、力が大きすぎます!!』
『承知の上だ。リセ、準備を頼む。その間に俺が局長に許可を取る!』
『先輩!だめ』『大丈夫だ、リセ、落ち着け。俺は絶対上手くやる。それに、あの3人が消えたら君も消えてしまう。大丈夫。な、準備をして。』
『………わかりました。2分後出発です。』
「5秒前、4、3、2、1!ワープします。」
『お土産買ってくるぜい、リセ』
そう言い残して、先輩は江戸時代へ飛んで行った。
PR