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［登場人物］

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・結城 道郎——シャドウフェイス
十八歳という若さにしてSTORMの部隊長に就任した青年。
冷酷で感情に左右されない事をモットーとする。
身体能力が並外れていたり、異常なまでの回復力を持っていたりと、能力は様々だが、特筆すべきは人間の誰しもが持つ闇の部分に干渉し、それをエネルギーに代える事が出来る『シャドウエンジン』である。
つまりは相手が悪人であればあるほど強い。能力を身につけた経緯は不明。
外見的には普通の人間だが、顔の皮膚の下にある「秘密」を隠している。
カテゴリーは『サイキック』
「第一部隊、出撃だ」

・藍原 鈴音——イオ
道郎とは対に、感情的で勝ち気な少女。何度も彼と衝突している。
悪人に対しては容赦がない。
剣術に長けていて、恩人から授かった日本刀『五十嵐』を愛用している。
生物学者であった母親の元に生まれ、五歳の時に彼女の実験体となり一般人を超える身体能力を得る。
能力の増強と防御のため、戦闘時は赤を基調としたスーツを身にまとう。
カテゴリーは『ソルジャー』
「あんたと私、どっちが上か白黒つけましょ？」

・岸原 誠——キマイラ
鈴音と同じく彼女の母親の実験体にされた少年。
自らの体の構造を自由に操れる能力を持っており、普通の人間にはない翼やヒレを身につける事もできる。
同じ環境で育った鈴音を、実の姉のように慕っており、彼女の事となると見境がなくなる。
実験の影響で髪の一部が白くなってしまったが、これは戻さないようにしている。
普段は落ち着いていて、誰にでも優しい好青年。
カテゴリーとしては『ワイルド』だが、『サイキック』でもある。
「姉さんの幸せを邪魔するものは、何であっても許さない…」

・漆原 聖子——レッドファング
中世ヨーロッパで突然変異によって生まれた、吸血鬼一族の生き残り。
人並み外れた身体能力と鋭い感覚、驚異的な治癒能力を持つが、人の血が無ければ無力化してしまう。
日光を浴びる事でも能力が弱まってしまう。
時代が進むにつれ、吸血鬼の一族は滅びていったため、聖子は大変貴重な存在である。
今までほぼ無敵と言われてきたためか、どこか楽天的で、幼さが残る。
カテゴリーは『ミスティック』
「あんまり煩いと、あなたの血、一滴残らず飲み干しちゃうよ？」

・周藤 蓮助——クラッシュエース
アフリカのとある国で奴隷として雇われていたが、とある事件を機に黒瀬に拾われる。
まるで熊の様なずんぐりとした胴体で、見た目通りの力持ちである。
だが身のこなしはしっかりしており、道郎にも信頼を置かれている。頭で考えるのが苦手。
物理的エネルギーを波状のようなエネルギーへと変換して放つ事が出来るグローブを装着している。
カテゴリーは『ソルジャー』
「俺は使命のままに戦うだけだ。…それしかできない」

・黒瀬 彰——陽炎
STORM設立当時から部隊長を務める、現支部長。
能力は謎だらけだが、たとえ日本支部の幹部連中が束になっても敵わないらしい。
御歳７６歳だが、そこらの若者よりも動けるし、顔も若々しい。
カテゴリーはおそらく『サイキック』
「英雄の資格はいつだって一つさ。泣いてる人に手を差し伸べられればそれでいい」