複雑・ファジー小説
- Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照100突破有り難う ( No.12 )
- 日時: 2014/12/07 10:32
- 名前: あああ (ID: hgmprYrM)
Story10.戦う覚悟
「クソ!!パワー負けしている!?」智美は、フォスのメデューサ改から距離をとった。先回りして、智美のハデスを撃墜しようと、無人VASのケルベロスがビームサーベルを展開して、追跡する。
「危ないぜ!智美ちゃん!」
同じく、ワイバーンのPMS部隊パイロットの[ボブ・ジョン]が、智美のハデスの前に出てくる。ボブのハデスには、3連装ミサイルランチャーが肩に装備されている。ボブはそのミサイルランチャーを発射する。
ケルベロスはそれを華麗にかわした。
「馬鹿め!それは囮だぜベイベー!」
ボブは自分が搭乗するハデスのSCDの出力を最大にして、ケルベロスに突進する。直撃をくらったケルベロスは、腹が圧縮され行動不能に陥った。
「有難うボブ。命拾いしました」智美がお礼を言う。
「いやぁ、それほどでもあるぜ!ははは」ボブはそう言い高笑いした。
「くそっ!中々腕が立つパイロットだな!」
アジャは閃光弾を放ち、ザムが乗るメデューサ改に目晦ましをかける。
「そんな古典的な攻撃!」ザムのメデューサ改のコックピットのモニターは、瞬時に赤外線モニターに映り変わった。
「ちぇすとおおおおおお!!!」ザムのメデューサ改は、アジャのハデスに向かってビームサーベルを斬りつける。
アジャはSCDを展開させ、それを防御する。
「反応が遅いぞ!」アジャは苛立った顔で言う。
「もう一撃!!」ザムは再びアジャのハデスをビームサーベルで斬りつけようとする。「くそったれええええ!!」とアジャは叫んだ。
「僕も戦わせて下さい!」結城はグルに頭を下げる。
「もう残っている機体はない!しかも、お前はパイロットとして素人だろ!?戦場に出ると、かえって迷惑になる!」とグル。
「艦長の言う通りだ。今は智美達の無事を願うしかない」
健吾は結城に言う。「くそっ」結城は悔しそうな顔をした。
「よし!本艦はこれより、この地域から脱出する!PMS達は本艦の護衛をさせろ!!」グルは艦のオペレーター達に指令を下す。
「了解だぜ!メインエンジン点火!!」
ジョニーは火器管制システムに指令を下す。
ワイバーンのメインエンジンは点火し、東の方角へ走行を開始する。
アジャや智美達は、ワイバーンの護衛に就いた。