複雑・ファジー小説
- Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照100突破有り難う ( No.13 )
- 日時: 2014/12/13 21:29
- 名前: あああ (ID: hgmprYrM)
Story11.出航!ワイバーン!
「逃走を謀っても無駄だ!!」ザムはアジャのハデスを追って、ワイバーンのデッキの上に乗り、ブリッジに向けてビームライフルを構える。
「リヴォルツィオーネの返還を要求する!さもなくばお前達を殺す!」
「断る!!」グルはキッパリと断る。
「出ていけ!!」アジャのハデスは、腰のサイドアーマーに搭載されているSCDミサイルを発射する。「何!?」と驚くグル。
グルのメデューサ改の右腕は消えて無くなった。
グルは後退する。それと同時に、ケルベロスがアジャのハデスを狙って突撃してくる。智美とボブのハデスがそれを向かい討つ。
ケルベロス達はあっさりと撃墜されてしまった。
「無VASなんぞ!」ボブはワイバーンに迫って来るフォスのメデューサ改に向けて、行動不能に陥ったケルベロスの頭を投げつける。
「舐めるなぁ!」とフォスは叫ぶ。飛んでくるケルベロスの頭をSCDで消滅させ、ビームサーベルでボブのハデスに襲いかかる。
ボブもビームサーベルで応戦する。
「深追いはするな!ここは一度撤退だ!」ザムはフォスに通信を入れる。
「だがしかしっ! ・・・っりょ、了解!」
この状況じゃ勝ち目が無いと悟ったフォスは、ボブのハデスから距離をとる。それを追撃しようとする智美。
「やめておけ。これ以上、機体を消耗させる訳にはいかない」
アジャがそう言うと、智美はおとなしくデッキに戻って来た。
「無VASが全滅!ザムの奴等は戻って来たって!?」
「大声をださないで下さい!シェリガン殿!!」
受話器越しに、反木星帝国組織殲滅委員会のマックは言う。
「逃げ出した奴等はなるべく生きたままこちらに返還させろ!」
シェリガンはマックにそう要求する。
「分かってます!」マックがそう言うと、電話は切れた。
「もう追っては来ていないのか?」ザムはジョニーに訊く。
「偵察用の無VASが一機、こちらを監視しいるそうです」
「ふーむ。どっかでソイツをまく必要があるな」グルは考える。
「お前達〜!!ハデスの整備を手伝ってくれ!」
ポール達は結城達に手伝いを頼む。「いいですよ」と健吾。
「俺にも手伝わせて下さい!」結城も健吾の後に続いて言う。
「おぉ助かるぞお前達」先にハデスの整備を手伝っていたセオアは言う。
「リヴォルツィオーネの調子はどうなんです?」結城はポールに訊く。
「あぁ、もう少しで脚の関節は直ると思うぞ。なんだ乗りたいのか?」
「い、いえ!!」結城はそう言うと、智美のハデスの整備に向かった。