複雑・ファジー小説

Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照100突破有り難う ( No.15 )
日時: 2014/12/13 21:28
名前: あああ (ID: hgmprYrM)

Story13.偵察機撃墜

「こちらアジャ、リヴォルツィオーネの稼働は良好!出撃する!!」
アジャはそう言うと、デッキから出撃する。
「えぇ!?リヴォルツィオーネで出撃するんですか!?」
結城はアジャに訊く。
「あぁ、調整が済んで、稼働実験をするんだ」と、アジャ。
「そうなんですか〜」と結城。
「とっとと出撃しろ!」とオーギの大きな声が聞こえた。
結城は素直に従い、デッキから出撃する。
後に続いて健吾のハデスも出撃する。二人ともハデスに搭乗している。
「よ〜し!着色ガスを撒き散らせ!!」とアジャ。
「了解!!」結城と健吾は着色ガスを散布する。
すると、ワイバーンの近くに潜んでいた無人VASの姿が浮かび上がった。ケルベロスの偵察機にカスタマイズされたタイプだ。
「いくら索敵レーダーに引っ掛かんなくても、色を塗られたらおしまいよ!!」健吾は腕に収納されてるビールサーベルを装備して、偵察VASに斬りかかる。偵察VASはそれをかわす。
「動きが速いな!」結城はビームライフルの照準を偵察VASに合わせる。

「偵察型ケルベロス、新地球連合ト交戦ヲ開始」
ロボットオペレーターの無機質な声が管制室に響く。
ここは反木星帝国組織殲滅委員会の管制室である。
「所詮は偵察機体だ。負け戦なんて放っておけ」
委員長の[マック・ヨーゼフ]は呟く。
「支給サレタ新型ヲ輸送船ガ運ンデ来マシタ」と、ロボット秘書。
「うむ。すぐ向かう」マックは格納庫へ向かう。

「偵察VASの動きは俺が止める!!」
アジャはリヴォルツィオーネのSCDの出力を最大にする。
偵察VASはミニブラックホールの吸引力に負け、リヴォルツィオーネへと引き寄せられて行く。
「スゲエ・・・これが新型の力か!」
結城と健吾はリヴォルツィオーネの性能に感動する。
「よっしゃ、二人でトドメをさす!」
結城と健吾はビームサーベルで偵察VASにトドメをさした。
偵察VASは木端微塵に爆散する。

「うむ。さすがだな」グルは頷く。
「パイロットとして正式採用決定すな」ジョニーも感心した。
格納庫に戻って来る結城と健吾とアジャ。
「ほう。無傷で帰投とはやるな、アイツラ」ポールは言う。