複雑・ファジー小説

Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照200突破有り難う ( No.21 )
日時: 2014/12/28 09:43
名前: あああ (ID: hgmprYrM)

Story19.作戦

「おいでなすったな!」
ワイバーンに接近するコンジェクチャーを確認するグル。
結城達のハデスは、甲板の上で腕組して待機していた。
「チャンスは一回。皆、覚悟はできているな?」アジャは問う。
「あぁ。この作戦必ず成功させてやるぜ」とボブ。
「なんとしても勝つ!木星帝国を打倒するために!」智美は言う。

「へぇ、迎え討つつもりかい?」とザム。
コンジェクチャーは高度を上げる。
健吾のハデスが発射したビームライフルのビームを避ける為である。
それを追跡するアジャのリヴォルツィオーネ。ビームサーベルで白兵戦を挑もうとする。コンジェクチャーはビームライフルを捨て、ビームサーベルで応戦する。「一つ目!!」とアジャは言う。
結城のハデスがミサイルコンテナからミサイルを放つ。
コンジェクチャーは、腕に内臓されているビームマシンガンでミサイルを撃ち落とす。ミサイルの弾幕に紛れ、智美のハデスがコンジェクチャーに接近する。コンジェクチャーのビームマシンガン攻撃を、SCDで防御する智美。
「二つの白兵戦を同時にこなすとはさすがね!」と智美。
バルカンの弾切れを警戒したコンジェクチャーは、リヴォルツィオーネと智美のハデスから距離を取る。結城のハデスが攻撃してくることを予測してコンジェクチャーが緊急回避の行動を取る。
結城のハデスが発射したスナイパーライフルの弾丸が、コンジェクチャーのビームサーベルにかする。ビームサーベルは爆発した。
「ビームサーベルの一本くらいどうってことないってか!?」と結城。
「これで二つ目か」とアジャ。
コンジェクチャーは予備のビームライフルで、追撃してくるボブのハデスを打ち落とそうとする。バックパックのマイクロミサイルも発射した。ボブのハデスの右足、左肩に直撃した。
「くそ!!でも三つ目はやった!」とボブ。
ビームライフルの弾が切れたコンジェクチャーはビームライフルを投げ捨てる。それが智美のハデスに直撃した。「ひるまない!!」と智美。
「四つ目!!」とアジャ。その刹那、リヴォルツィオーネの構えたビームサーベルがコンジェクチャーのビームマシンガンで破壊された。
結城のハデスが接近してくる。コンジェクチャーはビームサーベルで応戦する。
「この間合いなら普通、腕に内臓されているバルカンを使う。ってことはバルカンは弾切れか!」結城は確信する。

「作戦は順調か?」グルはジョニーに訊ねる。
「ハデスの耐久力が限界にまで近づいています。やはり、あのVAS相手に長期戦は無茶ですよ・・・」ジョニーは不安な顔をして言う。
「まだ結果は分からん。撤退命令を出すのは、もう少し待ってからだ」
グルは言う。