複雑・ファジー小説

Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照200突破有り難う ( No.22 )
日時: 2014/12/28 09:43
名前: あああ (ID: hgmprYrM)

Story20.革命の一撃

「いかん!!コンジェクチャーを回収するぞ!!」ザムはフォスに呼び掛ける。フォスは驚く。「ど、どうしてです!?」フォスは訊ねる。
「説明は後だ!!行くぞ!!」ザムはスピードを上げる。

コンジェクチャーは隙を付いて、結城のハデスから距離を取る。
アジャ達は、コンジェクチャーに向かって、ビームライフルを撃ちまくる。コンジェクチャーはそれを華麗に回避する。
しかし、反撃はしてこなかった。否、反撃が出来ないのである。
「いくら未来が予測できても、対象方法が無ければ!!」とアジャ。
リヴォルツィオーネのSCDの出力を最大にする。
「くそっ!!持ってくれよぉ!!」踏ん張るアジャ。
コンジェクチャーは吸い込まれて行く。いくら未来が予測できても、対処方法が無ければどうしようもないのである。
「遅かったか・・・」と嘆くザム。
リヴォルツィオーネは近づいてくるコンジェクチャーを左腕の拳で殴る。コンジェクチャーは機能停止に陥った。
そして、リヴォルツィオーネも機能を停止した。
「勝ったのか・・・」と呟く結城。
「日の出だ、俺達徹夜しっちまったぜ」とボブ。

「まーた派手に壊されてる」ポールは頭をかく。
「補給を待つしか無いな」とグル。


「申し訳ありません。私の観察力の無さが、こんな結果を招いてしまったのです!!」
映像通信越しに、ザムはマックに謝罪する。
「謝罪する必要は無い。もう既にコンジェクチャーは量産ラインに入った。奴等の使った作成は、敵機が一機だけだったこそ通用したのだ。相手が複数いたら通用し無い」
マックは言う。しかし、ザムは自分の観察力の無さがコンジェクチャーを撃墜させた事が悔しくて溜まらなかった。
「あ、ありがとうございます・・・」
「うむ。私も会議があるから通信を切るぞ」
マックは通信を切った。


「アジア大陸に到着!!」
ジョニーが報告する。
「ふ〜う」とグルが深呼吸する。
「補給エリアに到着するまで、敵の攻撃が無ければいいなあ」
グルは呟く。現在はどの機体も、とても戦える状態じゃない。

「ポールさん大変です!!」
結城がポールを呼ぶ。「なんだ!?」とポールがやって来る。
「リヴォルツィオーネの装甲が!!修復されているんです!!」
「な、何ィッ!!?」ポールは驚く。