複雑・ファジー小説

Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照200突破有り難う ( No.23 )
日時: 2014/12/28 14:09
名前: あああ (ID: hgmprYrM)

Story21.補給艦接触

ワイバーンはアジア大陸に到着し、ロシアで補給を受けていた。

「あちゃ〜派手にやられてきたねぇ」
補給艦の船長の[キム・ソンチョン]が頭を痒く。
「すいません。私の指揮不足でした」グルは頭を下げる。
「いいってことよ。俺達戦友だからな」とキム。
「ところで、リヴォルツィオーネはどうなんだい?装甲が勝手に修復したって聞くけど」
キムが訊ねる。
「ええ。丸一日経ったら完全修復しっちまった。今、解析班が解析している」

「リヴォルツィオーネの全身には、ナノマシンが仕組まれており、全身の一部分さえあれば修復可能だということが判明しました」
山田が解析結果を説明する。
「へえ〜。よくできてんじゃん」健吾は感心した。
「そのナノマシンってさ、リヴォルツィオーネ専用なの?ハデスとかに移植できない?」アジャが訊ねる。
「無理ですね。このナノマシンはリヴォルツィオーネにしか対応しておりません」と山田が即答する。
「無理かあ〜。できたら楽だったのに」アジャが言う。

「今回はどうも有り難う御座いました」
グルがキムに礼を言う。「礼には及ばないよ」とキムは言う。
「なにせ俺達は戦友だからな」
キムは補給艦に乗り込む。補給艦は出港した。
それを敬礼して見送るグル達。

「正体不明の熱源体が接近!!ん?これはVASです!!」
補給艦のオペレーターが報告する。
「木帝に感づかれたのか!?」キムが焦る。
コンジェクチャー5機が襲撃して来たのだ。
「こちらにはPMSが無いんだぞ!!」
「攻撃してきます!!うわああああ!!!」
補給艦のブリッジが爆発する。キムも巻き添えを喰らって吹き飛ぶ。
「ぐは・・・SCDが無効だと・・・!なんなんだ!?あのVASはっ!!」
キムは息を引き取る。補給艦は撃沈した。

「作戦は成功・・・か」ザムは言う。
「次はワイバーンですね」フォスは呟いた。
ワイバーンの危機は刻一刻と迫っていた。