複雑・ファジー小説

Re: 機甲伝説 リヴォルツィオーネ 参照100突破有り難う ( No.9 )
日時: 2014/11/30 20:28
名前: あああ (ID: hgmprYrM)

Story8.真の楽園

「な、なんで智美が!?」結城は状況を掴めない顔をしながら言う。
「吉田結城!?何でここにいるのよ!?」智美は言う。
「コイツらが逃走を助けてくれたんだ!」とアジャ。
「なるほど・・・。ご協力感謝するわ」智美はお礼を言う。
「ど、どうもいたしまして・・・」健吾は頭を下げて言う。健吾も若干状況を掴めていないらしい。
「それにしても、撃墜されて動けないまま無人VASごときにヤられそうになるなんて。お笑いものだわ!なさけない・・」智美はアジャを煽る。
「う、うるせぇ!!まだ乗ったばかりだから、馴れねえんだよ!」アジャは顔を赤くして言う。
「あ、あの・・・。で、智美はどうしてここにいるんだよ?」
結城は再び智美に質問をする。
「あぁ忘れてた。私は昨年から反木星帝国組織のPMS部隊なのよ」
「いや・・・聞きたいのはそういうのじゃないんだよ」戸惑う結城。
「詳しい事は基地に行って話すわ。付いて来て」智美は言う。
結城達は言われるままに智美に付いて行った。
それらを監視する偵察機が一機。

「ほほーう。母艦に戻るのか・・・」ザムはニヤりと笑う。
「ステルスモードをONにしろ!!リヴォルツィオーネは高機能な索敵システムを持っていない!」ザムはそう言い、ステルスモードをONにする。
「はい!!」とフォスは返事をする。

「着いたわよ」智美の搭乗するPMSは立ち止まる。
そこにはカモフラージュ機能が作動している途中の陸上戦艦があった。
「ほえ〜。こんなんがあったのか〜」オーギは言う。
「トラックとリヴォルツィオーネは格納庫の中に入れろ」とアジャ。
アジャに言われるままに、トラックは格納庫へと入る。
「よく戻って来れたな!」格納庫にいたメカニックの[ポール山崎]は言う。「おう!脚の関節がイカれてるがな!!」アジャは言う。
「結城達は先に降りてブリッジに行きなさい」と言いながらPMSから降りる智美。「分かったぜ」とチェルは言う。
「どうなることやら」と結城はいまだに困惑していた。