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複雑・ファジー小説
- Re: 変態紳士と美少年助手の愉快な毎日 ( No.22 )
- 日時: 2014/12/14 19:35
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
「……ハニー君?」
フレンチはあまりに突然の事に開いた口が塞がらなかった。
彼の目の前に立っているのは、見慣れたハニーではない美少女のハニーなのだ。
フレンチは女子が苦手であった。それと言うのも、彼は普段から告白されまくっていたため、すっかり苦手意識がついてしまったのだ。
ニコニコと可愛らしい微笑みを浮かべる美少女は、鈴のように柔らかく美しい声で言った。
「どうしたの?もしかして、私、可愛くないのかなぁ?」
彼女が大きな瞳に涙をためてウルウルの瞳で訴えるので、彼は彼女をフォローするしかなかった。
「そんな事ないですよ。ハニー君……いえ、ハニーさんはとっても可愛いですよっ」
「わぁーい、嬉しいーっ!」
ハニーは彼の胸に飛び込んでいき、彼を抱きしめた。
彼女の行動にフレンチの頬が真っ赤に染まる。
「や、やめてくださいよぉ」
「あっ、ごめんね!」
彼女の抱擁から逃れた彼は、ブハァと大きなため息をついた。
『どうやら彼女にも手を焼くことになりそうです』
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