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複雑・ファジー小説
- Re: シナフレ ( No.34 )
- 日時: 2014/12/14 08:41
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
彼は一ページ目を開けて読んでみる事にした。
そこには、こんな事が書かれてあった。
○月×日晴れ
今日も私のフレンチ君は美しい
まるで銀河の星のようにキラキラと輝く青い瞳を見ていると、日頃の疲れも吹き飛ぶ。
『あなたは年中暇ですから、癒されっぱなしでしょう』
彼は心の中でツッコミを入れながら、次を読み進める。
彼のふっくらとして色気づいたほんのりと赤い唇を見る度に、私は頭を抱え込む。ああ、どうしてきみは、こんなにも可愛いのだろうか。
料理のフルコースで例えるならば、まるでデザートと言えるだろう。
私の愛しのあの子は、口の端についたケーキのクリームをキスでふき取ってあげたいと思う、今日この頃。
『キスをする口実で、僕にシュークリームを食べさせようとする魂胆がキモイッ!』
彼は再びツッコミを入れてゴロンとベッドに大の字になってため息をついた。
「博士は——僕を本当に愛してくれているのでしょうか」
この小説が始まって、早くも三十五話目になるが、ここに来て、ついにフレンチと博士の恋愛フラグは回収されてしまうのだろうか。
続きはCMの後だ。
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