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複雑・ファジー小説
- Re: 変態紳士と美少年助手の愉快な毎日 ( No.38 )
- 日時: 2014/12/14 19:10
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
傷ついたヨハネスはその傷を癒すべく、話題を変える事にした。
「博士って、女の子には親切ですよね」
「おや、きみはどうやら私の事をよく見ているようだね」
博士は彼の言葉を聞いて上機嫌な笑みを浮かべる。
ヨハネスはビーチでの博士と自分に対する紳士的な態度に、彼が変態になるのは美少年だけだと言うことを見抜いていた。
「私は女性を大切にするべきものだと考えているから、とにかく女性には気を使って疲れてしまうのだよ。私が美少年を愛する理由もそこに含まれている」
「なるほど。同性同士だと気を楽にできると言うわけですね」
「その通り。よく分かっているね。さすがはヨハネス君だ」
「いえ、それほどでも」
「ハハハハハ!謙遜しないでもいいよ。きみはフレンチ君と違って素直で穏やかでいい子だね。顔もなんだか彼より可愛い気がするよ」
「フレンチ君には言わない方がいいとおもうな。傷ついちゃうはずだから」
ハニーが苦笑いすると博士は、
「言われてみればその通りだね、ハハハハハ!」
同時刻、フレンチはくしゅんと可愛くくしゃみをひとつして呟いた。
「どうやら誰かが、僕の噂話をしているようです……」
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