複雑・ファジー小説
- Re: タビドリ ( No.65 )
- 日時: 2017/05/04 20:58
- 名前: 月白鳥 ◆/Y5KFzQjcs (ID: p6e1/yUG)
【用語集 No.2】
<Book-1/Page-2>
・ 猫の王(ねこ-おう/Lord of fantasia)
文字通り猫族を束ねる王。同時に『銀嶺の城』の管理とペンタフォイル山麓駅の名目上の長。魔法によって世を治める幻想(ファンタジア)の王。
森を管理しているドリュアスと協定を結んでおり、王になった者はドリュアスの眼と感覚を共有する。また、猫の王になる者は基本その後森から出ることを許されておらず、過去には森に縛られ続けることに耐えきれず精神を病んで自殺した者さえいるとのこと。強い覚悟の求められる称号である。
現在は九代目。時期『猫の王』としてルディカが推挙されている。
・ 犬の王(いぬ-おう/Lord of force)
犬族を束ねる長。猫の王と対を成す者。その武力と武勇によって人を引きつけ、統率する軍事(フォース)の王。
当代最も優れた武力を持つ犬族がその名を継ぎ、その多くが名君として名高い。猫の王よりも王らしいことをしているとよく言われる。
現在は八代目。史上最も力のある王として専ら有名。
・ 魔素(まそ/Mana)
魔力の最小単位。魔力を形作る原子の一種。表記する際は周期律表の欄外に無番の原子として表記される。
元素としての挙動は酸素によく似ており、酸素と同じように周囲と相互作用する。しかし、これを単体で遊離したり観測しようとしたりすると、観測者の確率を改変してすり抜けてしまい、単体での存在が実証できない。
高濃度に魔素を含む物体から酸素を引き出そうとしたとき、想定される量よりも酸素量が明らかに少ないことから存在は示唆され、数々の状況証拠から存在すると結論付けられはしたものの、単体での性質が実証できないため周期律表には並べられていない。
この世界の大気や地面、生物はある一定の比率で酸素が魔素に置換されており、この置換の割合と置換された場所によって魔法使い体質の有無が変わる。また、一部の植物は魔素と酸素の置換が起こりやすく、これが「魔力を溜めやすい/周囲から魔力を吸い取って溜める」性質として反映されている模様。
*増えるかも*