複雑・ファジー小説

Re: 超能力者の落ちこぼれ(500参照突破感謝!) ( No.100 )
日時: 2015/04/10 01:55
名前: ユッケ (ID: b5XL8ts8)

それから、30分くらいグダグダとお喋りをして…。

「三好さん、今日はありがとうございました。少し気持ちが楽になりました」

「なら良かったよ。いつでも僕達を頼っていいからね? 僕も音羽もレイラもクミもミクもみよりも東雲先輩も、皆鈴也君の仲間だよ」

「はい、でも…やっぱりちょっとくすぐったいですね、仲間って」

「きっとそのうち慣れるさ。今日はその第一歩だ」

クミに振り回されて、レイラと同盟を結んで、みよりとは年が近いみたいだから、気兼ねなくお喋りして、赤菜と音羽がお姉さんして、鈴也君はきっと楽しく笑える。

そういう世界を作る。

確かに世界は理不尽で汚くて、どうしようもなく悲しくて辛い思いもする。

でも、そんなものはぶっ壊してやるんだ!

僕が、僕達で世界を壊してやる!

「明日は僕も仲間の一員として、頑張りますね」

「無茶だけはしないようにね?」

「はい、わかってます!」

暫くして、後ろのカーテンが開く音がした。

パラダイスを堪能した音羽がこれでもかってくらい笑顔でドアを開けた。

「祐さん鈴也さん、もういいでしょう〜」

「ははっ! 音羽様、ありがとうございます」

「で、僕達ってお風呂入っちゃっても大丈夫なんですか?」

「僕達男チームもお風呂入りたいね。でも流石にベランダに居てもらうのはマズイよね? 風邪ひいちゃうよ」

「まぁ、リビングに入ってこなければいいかな?」

「妙な事を考えるなよ? 少しでも怪しい動きをしたら殺す」

「しません! しません! ちゃんとバッチシ服着て出てくるから!」

「そうですよ! 僕達を信用してください! ライターしまってください」

なんとか了承を得て、男チームもお風呂に入る権利を得ました。

鈴也君に先に入ってもらって、僕はその後に入った。

(なんだか、内容の濃い一日だったな……)

慎也さんと面会して、鈴也君を見つけて、路地裏でバジリスクも見つけて、友情したり、出会ったり、共同戦線の条約を結んだり、一緒にご飯を食べたり……。

(明日で、全てを終わらせよう)

硬く握った拳をかざす

(パワーを…死神を殺す!)