複雑・ファジー小説

Re: 超能力者の落ちこぼれ 参照1500突破感謝!オリキャラ募集! ( No.141 )
日時: 2015/07/12 19:01
名前: ユッケ (ID: Xr5Y0osE)

■夏色バケーション■






「ふむ、やはりここは落ち着きますな。フハハハハ人がゴミのようだ!」

クミは両手を広げて下界を見下ろしている。

「悪役っぽいセリフであります〜」

「でもまぁ、またここに戻って来れてよかったぜ」

そう、僕達は溜り場の廃ビルに戻ってくる事ができた。

ネットで騒がれていた僕達の噂は、早くも別の噂にかき消されていた。

というわけで、溜り場復活だ!

「宮本、あれからどうなの? 能力の方は」

「あう〜、あの時は必死だったので、どうやったかは分からないのですよ」

「そうなのね、まぁ、アンタには力が眠っているの。自信持ちなさい」

「ういっす!」

みよりも元気になって、僕達はまだ残っている夏休みを満喫している。

「そういえば、こんなのあるみたいだよ? 皆で行かない?」

音羽が携帯端末の画面を見せる。

そこには、近くでお祭りがあると記載されていた。

「おお! クミさんはイカ焼きが食べたいです」

「クミ先輩はイカ好きでありますか?」

「タコよりイカ! そばよりイカ! それでも屋台は制覇します」

「どれだけ食うんだよ!」

「金魚すくいの金魚も食べてそうでありますよ」

「金魚は唐揚げが美味しいですな」

「ヒェェェェェェェェ!?」

「いやいやいやいや、そんなわけないから」

「ね? 皆で行こうよ!」

「うん、夏休みっぽくていいかも!」

「まだちょっと先ですね。あ、花火もあるみたいですよ」

「ここから見えるかな?」

「現場で見ようと思ったら、ちょっとした戦争になるわね。屋台を楽しんだら、こっち来て見ましょう」

「レイラって日本のお祭り経験あるんだ?」

「フフ、浴衣も着た事あるわよ」

「じゃあ、女子チームは浴衣だな! 千香と小春も呼ぼうぜ!」