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「ぅぅ……生きた心地がしないよ」

「自業自得だよ。女の子にあんな事言っちゃダメなんだからね」

「うん。肝に銘じておくよ。それにしても、皆浴衣綺麗だね」

「えへへ〜、似合うでしょ〜」

そう言って音羽はクルリと回って見せた。

浴衣…回転…音羽…僕は幸せ者だよ。

「クソッ！　なんでこんな格好……！」

恥ずかしそうに顔を赤くしながら悪態をついているのは千香だ。

しかしまぁ、よく似合っている。

本人は恥ずかしがっているが、あれでは男に声を掛けられてもおかしくはないだろう……まぁ、その人はボコボコにされてしまうかもしれないが……。

「浴衣は胸が小さいほど似合いますからね。ペタヤン超お似合い、クミさんうっとり」

「キサマッ！」

「先輩先輩せんぱーい！　どうでありますか？　宮本の浴衣姿は」

「とっても可愛いよ」

クミとみよりもよく似合っている。

比較的に胸が小さいからとか、そういう事は胸にしまって置く。

「これ歩きづらいッス〜」

「大丈夫？　小春ちゃん」

「うッス！　…あの……似合ってるッスか？」

「うん、とっても！」

そう言うと、小春ちゃんは笑顔を咲かせた。

ぎこちなさも相まって、小春ちゃんの浴衣姿は可愛い。

「三好君は女遊びが好きなのね。会う度に女の子が増えていくわ」

「先輩！　いや…そういうわけでは……ぉお」

思わず声が出てしまう。

東雲先輩は大人っぽさがあって気品が漂っている。

今日はまたいつもと違った感じで大人っぽい。

「祐の変態！　凛人さんに逮捕されろー」

「三好のばーか！」

赤菜はスタイルの良さがそのまま出ていて、首や足元から見える小麦色の肌が更にグッド！　そうだね。僕は変態なのかもしれない。でも逮捕は嫌だ。

一方レイラは真珠。そしてロシアクォーターと浴衣の相乗効果は数値で表せない美しさだ！　スパシーーーーバ！（ありがとう）

「先輩ってどういう人なのかたまに分からなくなります」

「うん？　鈴也君、キミはこのパラダイスに胸踊らないのかい？」

「ああ…ダメだこの人…」

「さぁて、それじゃあ祭りに繰り出すわよ！！」

レイラの号令に、皆が拳を突き上げる！

「「「「「「「「「おおーーー！！！」」」」」」」」」