複雑・ファジー小説

Re: 超能力者の落ちこぼれ(オリキャラ&コメント募集) ( No.38 )
日時: 2015/03/07 21:07
名前: ユッケ (ID: 5G1Y6ug9)

■夢の叶え方■







僕は今、入院中です。レイラを怒らせて危うくプチッと潰されそうになったからである。

僕が入院している病室には毎日のようにお見舞いが来る。

同じ学校の音羽と赤菜……そして、みよりとクミもお見舞いに来てくれている。

「せんぱ〜い! 先輩が早く退院できるよう、宮本は毎日お祈りしているであります!」

僕らの元気印、チビうさこと宮本みよりは今日も元気だ。

「音羽は来るの遅れるってさ、クミと一緒に来るだろうよ」

今来てくれているのは赤菜とみより。

なんと、僕の入院中に顔を合わせるうちに皆仲良くなったのだ。

クミは最初、レイラから連絡をうけて病室に来た。

「銀髪ロシアンティーンからの伝言です。私は悪いとは思っていないわ。どうしても能力を使わないと言うなら、また潰すわ。…だそうです」

潰される気はないけど、正直怖いです。

「おおぅ…悪寒が…」

「大丈夫かよ? トラウマになってんじゃねぇか?」

「レイラ先輩はスパルタであります! 体に教え込むタイプですね!」

「堪忍してぇ〜」

「教えるって言えば! 宮本は最近、赤菜先輩からダンスを教わっているのであります!」

「へぇ〜そうなんだ!」

「たいした事は教えてないけどよ、みよりって運動神経良いんだよ。体動かすのがスゲー好きみたいだぜ」

「赤菜先輩みたいなカッコイイ女性になりたいのです!」

「仲がいいから、本当に姉妹みたいだね」

「おう! みよりは私の妹分だ!」

「二人目のお姉ちゃんができたみたいで、宮本感無量であります!」

ツインテールがいつもより激しく動く、ピコピコピコピコ!

このピコピコが僕らに元気を与えます。チビうさみよりは、今日も僕らのエネルギー。

「あ、そうだ! 先輩方、喉渇きませんか? 宮本がひとっ走り行ってくるでありますよ!」

「ありがとうみより、じゃあ僕はお茶で」

「アタシは炭酸入ってれば何でもいいぜ」

みよりにお金を渡し、買いに行ってもらう。

みよりはビシッと敬礼して病室を出た。