複雑・ファジー小説

Re: 超能力者の落ちこぼれ(オリキャラ&コメント募集) ( No.46 )
日時: 2015/03/09 23:59
名前: ユッケ (ID: 5G1Y6ug9)

今日は晴れ、外に出てみて分かる太陽の光。

こんないい天気の日に、部屋でゴロゴロなんてもったいない。

日本人の心でござる。もったいない、もったいない。

この天気のありがたみを一身に受け、大きく深呼吸。

「クミに感謝かな〜、外に出て正解」

目指すは公園、クミはもう待っているようなので、少し足早に…。

それにしても、わざわざコッチに来るなんてどうしたんだろう? 入院中の頃はお見舞いやらレイラからの伝言やらで来てくれてたけど、二人だけで話があるって…一体何だろう?

呼んでくれれば僕の方から北能力学区に行くのに……でも北は行ったことないかも、僕って東能力学区だけで過ごしている気がする……。

こういう天気の日は、たまに別の学区に行ってみるのもいいかもしれない。

そういえば赤菜から貰ったダンスイベントのチケットに、場所は南能力学区って書いてたな……。

そんな事を考えていると公園に着いた。

さて、クミさんは……と、いたいた!

「お〜い、クミ〜!」

「おお、これはこれは、僕っ娘超能力者さん。本日はお日柄も良く」

「今、“娘”って言わなかった?!」

「空耳でしょう」

相変わらずの“口撃”! 口喧嘩したら絶対に敵いそうもない。

「で、話って何?」

「私、祐と二人だけで話がしたかったの……キャ///」

「うわ〜怪しい〜」

「はぁ、これではバイオレンスヒロインの苦労も分かりますね。察しがいいのか悪いのか」

「何の話?」

「いえ、なんでもありません。そろそろ本題へ移りましょう。肉も魚も野菜もカップ麺も鮮度が命です」

「何故カップ麺?!」

「伸びたらおいしくないでしょうがっ!!」

「そういう問題ですか…」

「尋ねるのを忘れていましたが、お体の具合はもう大丈夫ですか?」

「うん、もうバッチリ! 医学の進歩って凄いよね、骨のヒビが一週間とちょっとで治っちゃったよ」

「そうですか、それは何よりです。完治して間もないのに、こんなお願いをする私をどうか許してください」

「うん? どういうこと?」

「どうか、私と戦い打ち負かしてほしいのです」

「ええ!?」