複雑・ファジー小説
- Re: 超能力者の落ちこぼれ(オリキャラ&コメント募集) ( No.65 )
- 日時: 2016/11/23 23:17
- 名前: ユッケ (ID: Oi8lQRRm)
「クミーーー!! 」
「今すぐ死ね!!」
「グッハァッ!?」
先ほどと同じパンチを顔面にくれてやりました!
三好さん怪我してるけど問答無用です!
「イテテ……クミィ、ヒドイよ〜」
「うるさいです! 人格が違うから鼻から殺虫スプレーは勘弁してあげます」
「え?! 何その拷問!?」
「さて、三好さんの別人格さん。時間がないと思うのですが」
「おう! それだそれ! 入れ替わる時に主人格から話は聞いた。任せろ!」
「話出来たんですか?!」
「出来たぞ、超能力者クラスならやっぱ意思疎通出来るみたいだ」
「でも、超能力者じゃないとダメかもですよね? 大丈夫でしょうか?」
「聞いて驚け! 俺の超能力! …待った、やっぱチューしてくれたら教えてあげる!」
「さて、病院に行きましょう。そして口を縫い合わせてもらいましょう」
「ごめん! 冗談! 俺の超能力は触れた人間を10分だけ超能力者にする能力!」
「なるほど、三好さんは超能力として使って、あなたは超能力にしてくれるのですね」
「え! 主人格ってそんなチート能力なの?!」
「あなたも充分チート能力ですよ。それより時間ないですよ。あなたの怪我の事もありますし、早くしましょう」
「おう! そうだな! 最後に、本当に、どうしても、チューしてくれないの?」
「しません」
「ホッペもだめ?」
「もしもし? 警察ですか?」
「ごめん! ごめん! ハイ、手握って! クミを超能力にしまーす!」
「はい、これでいいですか?」
「オッケー! ハイ! これでクミちゃんは超能力者です!」
「あ、ありがとうございます…。では、早速ミクと話してきます」
「行ってらっしゃい! 体の方は心配しなくていいからね〜、俺がしっかり守るから!」
「信用出来ないのですが……あなたはどうして私を溺愛……元いセクハラしてくるのですか?」
「セクハラって酷っ! まあ、君達を助ける為に生まれたからじゃないかな」
何の屈託もない笑顔で、別人格さんは言いました。
彼が世界に居ることの出来る時間はもう30分もないでしょう。
少しだけ寂しく思ってしまいました。
「あ、ありがと、です。で、では! 行って来ます」