複雑・ファジー小説
- Re: 超能力者の落ちこぼれ(500参照突破感謝!) ( No.95 )
- 日時: 2015/04/05 04:31
- 名前: ユッケ (ID: r5XOKg3d)
■闇が光に変わる時■
冷蔵庫にある食材をふんだんに使って、音羽と一緒に料理を作っていく。
僕がメイン担当で、音羽はサラダ担当。
お米を研いで炊飯器のスイッチをオン!!
「何を作ろうかな〜♪」
音羽が最初に取り出したのはほうれん草!
ほうれん草は少量の塩を入れたお湯でサッと茹でておひたしに!
僕はメイン担当だから、ベタに中華で一品作っちゃおう!
豆腐があったので、ひき肉と豆板醤を使って麻婆豆腐も作っちゃおう! 豆腐はさいの目に切る時に少し斜めに包丁を入れて、少し時間をかけて火を通す。こうすることで豆腐の水分が抜けて崩れにくくなる。水溶き片栗粉でトロミをつけて、万能ネギを散らして完成!
「いい匂いがするッス!」
おっと、音羽が珍しい料理を作っているぞ! これは…ある程度の知名度があってその上簡単に作れちゃうシャレオツ料理の1つ……!!
トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ!!
スライスしたトマトとチーズを交互に盛り付け、バジルとペッパーを適量振り、オリーブオルをかけて完成!
トマトのほのかな酸味と甘み、そして生チーズの食感、バジル・ペッパー・オリーブオイルのアクセントが堪らなく旨い!
「……お腹空いてきました…」
麻婆だけってわけにもいかないから、もう一品!
鶏の唐揚げを作ろう! おひたしもカプレーゼも薄味の料理だから、僕はメインらしく大味の料理!
鶏肉をタレに漬け込む時間は無いので、肉を叩いてタレに入れてよく揉む。肉を叩いておくことによってタレが染み込みやすくなる。
薄力粉と片栗粉をブレンド(合わせただけ)した粉を鶏肉につけて、油の中へ!
この時、油を温めていないのが僕流! 温めてある油に鶏肉を入れると油の温度が下がり、しっかりと揚がってくれない。しかし、鶏肉を投入してから油の温度を上げる事によって、じっくり火が通り、しっかりと揚がってくれるのだ!
「……何だ? いい匂いがするな」
バジリスクが帰ってきた。手には……なぜライター?
「もうすぐご飯出来るから、座って待っててね。あと、気になったんだけどライターどうしたの?」
「ああ、コレか、先に言っておくが私は煙草は吸わん。ライターは私の能力の発動に必要なんだ。だから持ち歩いている。クセでな、イラついた時はライターの蓋を弄ってしまうんだ」
「電話の相手はクセが出るほど?」
「ムカツク野郎さ」
「情報は?」
「掴んだ。……だが、話は飯が終わってからだ」
「うん! もうすぐだからね〜♪ お楽しみに〜♪」