複雑・ファジー小説

Re: 超能力者の落ちこぼれ(500参照突破感謝!) ( No.96 )
日時: 2015/04/06 15:38
名前: ユッケ (ID: b5XL8ts8)

さて、味見も完璧、これで全部完成かな?

作った料理はおひたし、麻婆豆腐、カプレーゼ、唐揚げ、ラタトゥイユ、プッタネスカ、キッシュ、生姜焼き。

ちょっと張り切りすぎちゃったかな?

「はーい皆お待たせー」

出来た料理をどんどん並べていく。

「えへへ、楽しくなっちゃって作りすぎちゃった」

「す、スゴイッスよ、姉御!」

「…………うまそう…だな」

目を輝かせている小春ちゃんに、食欲に耐え、クールに振舞おうとするバジリスク。

フッフッフ、残念だがそのキャラクター崩させてもらう!

「プッタネスカ、娼婦風パスタですね。キッシュは……ほうれん草ですか?」

「正解だよ〜、おひたしの分で使い切らないようにして、キッシュも作ってみたの」

「キッシュなんて、音羽も珍しい料理知ってるよね」

「えへへ〜、よし! これで全部だね!」

食卓に並べられた料理の数々、見た目もなかなか!

「さあ、皆さん召し上がれ!」

「たくさん食べてね〜」

皆がお箸を持って構える。

「く…食うぞ…」

「どうぞ」

さあ、バジリスクが遂に食欲に耐え兼ねて、料理へと箸を伸ばした!

一口……! 今、バジリスクが食べた!!

「…………」

さて…お味はいかがかなぁ〜?

「…………うまい!!」

ガツガツパクパクムシャムシャ!!

バジリスクはそのまま無言で料理を勢いよく食べ始める!

なんとチョロい……バジリスク、敗れたり!! これぞ、バジリスク餌付け大作戦!! これでもっと心を許すようになるだろう!

「あ、ああ! 姉御ずるいッス!! 私も食べるッス! パク……うまいッス!!」

小春ちゃんもバジリスク同様に料理を食べ始める。

音羽と二人でガッツポーズ!

「はぁ、二人とも行儀が悪いですよ、まったく……。では、僕も、いただきます」

「召し上がれ〜」

「……おお! 美味しいです! 先輩方って本当に料理得意なんですね! お箸が止まらないです……!」

音羽と二人でハイタッチ!

さて、好感触なようで、大満足です。

「さて、僕らも食べよう」

「そうだね、お腹ペコペコだよ〜、いっただきまーす!」

「いただきます」