複雑・ファジー小説

Re: 禁忌の使い魔 【オリキャラ募集中】 ( No.33 )
日時: 2015/08/03 18:50
名前: 雛 ◆OzhVge3YN6 (ID: w4lZuq26)

「じゃあ今から少し説明をするから、ローリアさんは先に戻っていて」
「はい、分かりました」
「…………」
女性は再び戻ってくると、資料を机に置いてこちらに来て言った。
彼女の言葉に少し寂しくなりシャーロットを見つめる。
シャーロットは私の視線に気づくと微笑み手を振った。
何故かそれがとても嬉しくて、私も手を振り返し彼女を見送った。
 女性は説明を終えると資料をしまい、近くに居た長い緑の髪の女性に声を掛ける。
二人は少し話し、さっき私に説明してくれた女性は奥へ歩いていってしまった。
「初めましてアリシアさん。私はヘレン、あなたのクラスの担任です」
「よ、よろしくお願いしますっ」
ヘレン先生は職員室を出て、私を連れて教室に向かう。
彼女の後を追いながら道を記憶していく。
しばらくして教室の前につくとヘレン先生は先に入りショートホームルームを始める。
私はドアの前で先生に呼ばれるのを待つ。
期待と不安が入り混じって、何だか変な気分である。
これからこのクラスで上手くやっていけるだろうか?
色んな人と話して仲良くやっていけるだろうか?
考えれば考えるほど、不安が期待より増していく。
「では、入ってきてください」
「は、はいっ」
ヘレン先生の私を呼ぶ声が聞こえ、緊張しながらドアに手をかける。
ドアは小さく音を立てて開き、足を教室の中に入れる。
教壇まで歩き黒板に白いチョークで名前を書く。
背中からでも分かる、皆が私を見ている。
 緊張は収まらず増していくばかりで、名前を書き終えると皆の方へ向き直る。
ヘレン先生が何か私の紹介をしてくれているようだが、緊張しすぎて何を言っているか頭に入ってこない。
私は固い表情のまま教室内を見回すと、見慣れた女の子が目に入った。
——シャーロットが居る——
それだけで私は嬉しくなり、緊張も解れて不安も軽減していく。
皆に気づかれないようにシャーロットに微笑むと彼女は笑って小さく手を振ってくれた。