複雑・ファジー小説

Re: 誰かの奇行黙示録 なんちて【短編集】 ( No.2 )
日時: 2015/06/27 20:34
名前: 蛇後 とよ ◆5SnftrlJNA (ID: jF5f2bDU)

:メロンソーダはお好きですか? Part2


 あの剛鉄脳女が、美少女になって俺の目の前に突然現れた時は、そりゃあビビった。
 つか、お前どうやってここ入ったの?え、何、不法侵入なんだけど。
 (可愛いから許す)    今のは空耳です。
 
 だって、黒髪ツインテールだぞ?ロリだぞ?興奮しない訳が無い。
 だがしかし……だ。
 その容姿からは想像も出来ない言葉が天使の口から飛び出すもんだからね

 「そこのゴミクズ」


 “ゴミクズ”……。懐かしい呼び名だ。
 みちるさんは相当俺の事が嫌いらしい、こんな天使になっても呼び方だけは変わってないようだ。
 
 確か、出会った時もこんな感じだった。と思う。
 俺、根っからのぼっちだったし、オタクだったし、イジメられっ子だったし。小1にして彼女は察してたんじゃ無いかと思う。
 俺みたいな奴特有の闇的なところとかね。何それとか言わないでね。

 恥ずかしい事だが、俺は幼稚園入学当初からイジメられてた。
 今でも覚えてるよ?ひろし君が俺のクレヨン全部折った事とか、けいじ君が俺の手提げバック男子トイレの洋式のとこに打ち込んだ事とかもね。
 俺の記憶力を舐めちゃいけない。舐めてないって?知ってたよ、メンゴメンゴ。

 まあ、色々有ってだよ。みちるさんは俺の事を今迄ずっとゴミクズって呼んでくれてた。
 んでもって、案外俺の事を助けてくれてんだわ。
 本人は気付かれて無いと思ってるのか知らんが、実は知ってるもんだよ。みちるさん。
 だって、よういち君がいきなり俺に目を合わそうともしないしさ。あの人、アンタの事めっちゃ怖がってましたよ。
 あんなんだったら、誰だって解るよ。多分。
 
 まあ、真相は知らんよ。

 わかってるのは、あの人が空手を3歳の頃から習ってたって事だけだぜ。



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 最強設定ってヤツですよ。チートヒロインなんですよ。

 後、宗次お兄さまってもっかい言って欲し(自制