複雑・ファジー小説

Re: 俺と異世界の奴ら【オリキャラ募集中!】 ( No.7 )
日時: 2015/07/21 22:28
名前: ランゴスタ (ID: pyHrCXZU)

「………………んっ、ん…………がぁっ………あっ?」

俺は起きた。誰かの足が俺の顔に蹴りをいれるかの様に俺の顎がピンポイントに足に当たっていた。
誰かの足なんて知らない。どうせ、俺の足に決まっている、

「………………」

そんなのはあり得ない話である。足に顎がつくほど軟体動物みたいな身体はしてはいないのだ。ましてや猫背になりながらノートパソコンを弄る俺がそんな真似をしたら確実に全身の骨が昇天してしまう。
疑問になったのは誰の足なのか?。

俺は足の形を見つめると、ある事に目を向けた。
こんな白い足は女しかいない。華奢で白く、またしてや綺麗な原型をしている足をしているのは究極な美女である事。
だが、問題はそこでは無かった。

何故、俺の家に人数が増えているのかだった。
俺は一人暮らしの生活、だれにも頼らずに生きてきた身ではあったのに、人を呼んで勝手に布団に寝ろなんて言った覚えもない。
ましてや女なんて友人関係すら気付いてる人なんてある訳がない。

「まさか………クローゼットか?」

俺はクローゼットを見た。何か起こったのかと思ったが、クローゼットは固く閉ざされたまま。
ゆっくりと目線を足に向けると、恐る恐ると触る。

「ば、馬鹿か!!。俺は何を……女の足を触るなんて最低……………」

すると俺は何かを物を見つけた様な目をしながら、また目線を女の足に向けた。よく見ると、女の足に髪らしき物が布の様に敷かれていた。
いや、髪しか見えない。髪以外に出るこの艶は何なのだ?。

「……………んんぅ」

俺の耳からは聞き慣れない女の声が聞こえた。テレビは着けてはいない、と言うか此処は防音壁なので、外の音は聞こえない。
幽霊か?、まさか………塩を撒いたのがいけなかったのか?。やはりネットの霊媒師なんてデタラメだったか……。

「…幻聴か…最近多くて困r……………」
「…………ふぅわぁぁん」

俺は足を起こそうとして立ち上がろうとしたら、それと同時に俺の布団が…………じゃなく、何やら黒髪の物体がメス羊の様なふんわりとした音声で起き上がった。

そして、互いの目と目が合う。

「……………………」
「……………………ふ………ぇ?」




______キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアァァァァ!!!??



「…………何だろ………「逆だろ」って言いたい……………」


防音壁を覆す声はこの後、隣人にまで届き、酷く誤解をされたのは言うまでもない。
敢えて言わない。