3-4 杖探し「もう此処から出られますね。一体何をしたのやら……」ブツブツと呟きながら歩いていく後ろ姿は、私がしたことをまるで分かっているようだった。医務室から出ると、ロザリアが待っていてくれた。「えっへへ〜、あたしのおかげだね♪先生は何て言ってたの?」「『もう此処から出られますね。一体何をしたのやら……』だって。知ってるみたいだった。私たちがしたこと 」