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薬草学の授業が行われる温室にやって来た。
ぱぁんと手を叩いて授業が始まる。
「今回は【生毒花】の毒抜きをします。まず生毒花について知っている事がある人？」

「え生毒花って即死のアレ？」「チョー危ないヤツじゃん」

ブツブツと呟く皆。ミルネランス先生はちょっと静かに、と言って説明を始めた。

「ええ皆さんの言っていた通り、生毒花は毒を作る花です。種類によって違いますが、大体は即死の毒を作ります。でもこの学校の生毒花の毒は弱く、死に至る事は無いでしょう」

読者の皆さんごめんなさい。作者が書くのが面倒くさいからってまた「以下略」しようとしてるけど許してく（ry

「えっと、こうやって……こちょこちょ…………笑わせて花を開かせたら手を突っ込んで種を取り出して！でも気をつけて下さいね？本っ当にですよ？（以下略）」

ちょっとー！こっちは不真面目に略されたんですけどー！
そんなことはさておいて。

「こ〜ちょこちょこちょ……」

私が下手なのかコイツが耐えているのか、花を開けてくれない。皆は取り出せているのに……クソッ、こうなったら何でもやってやる……！
（何回も挑戦しましたがこうするしかなかったようです）
「ピコピコハンマー！！」

テッテレー、と音がしそうだ。
どこぞの青いタヌキよろしく声を上げ、ピコピコハンマーを取り出す。「ピコッ☆」と可愛らしい音に皆が振り向く。私の生毒花もビックリしたのか花をあんぐり開けている。チャンス！

「さぁ、さぁ……」

自分でも気持ち悪いがここぞとばかりに手を突っ込む。あぁ、あったー！
必死の思い（個人の感想です）で取り出した種を『回収box』に入れる。今日は運が悪い日なのかも知れない。

薬草学から帰ってくると、とんでもないデカイ音が聞こえてきた。

「兄さん、何で邪魔したんだ？」

「べ、別に俺は邪魔した訳じゃないし」

そんな声が玄関ホールから聞こえてくる。
どうやら後輩のケイル・ニーグラスと彼の妹リンネが絶賛兄妹ゲンカ中らしい。話をまとめるとこうなる。


リンネ・ニーグラスが恋人のライト・エターニアと歩いていたところ、二人の姿をみたケイルがライトに攻撃を仕掛けたらしい。軽く戦闘になったがリンネが止め、「帰ってろ」とライトに言い、二人だけになったので言い合いになったそう。

さっきデカイ音がしたのも、ケイルが少し傷を負っているのもそのせいだろうか。でもお兄さん、それダメでしょ。ついでにこの玄関ホールでケンカするっていうのも流石に……ねぇ？

リンネは「シスコンアホ兄さん」「うるせぇ黙れクソ兄」などと罵倒しながらその場を離れた。

口をあんぐり開けて震えている兄ケイルの肩に手を置き、私はこう言った。

「お兄ちゃん、妹が大事な気持ちは分かるけど、他人の恋路を邪魔しちゃ駄目だよ」

あ、ごめん、言いすぎたかも。

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参照2000ありがとうございます！！多分そのうち「参照2000突破記念」の特別話書くと思います。
つまらない駄作を読んでくれている皆さんありがとう！！