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3 魔法学校

私は『王立ヴェルフェア魔法学校』に通う4年生、ネスパーナ・グロー。今日から新学期が始まる。
普通は絨毯が迎えに来るのだが、私は家族がいないから、学校の寮に住んでいる。まぁ、寮に住んでいるのは私だけじゃないから、寂しくない。
おっ、誰か来たみたい。因みに今は寮の談話室にいるよ。
「おはよーフォル」
この人はフォル・イジー。特に仲良しの男友達。
「おはようネス。まだ眠いよ。」
夜何してたの？と聞きたいが、誰かが歩く音がしたからやめた。入って来たのは教頭、アルフレート・ミハエルだ。
「今日から新学期だな、楽しみだ。」
無表情だから怖い……
「教頭先生何で来たんですか？」
「いや、暇だったからな。」
良いこと思い付いた。よ〜し！
「先生暇なんですよね？じゃ、朝からですけど勝負しませんか？」
この人は戦闘狂だからね。さあ、どうするミハエル！！
「受けて立つっ！！かかってこい！エリートのグロー！！」