複雑・ファジー小説

Re: ある国の話〔オリキャラ、生徒キャラ、感想待ってます!〕 ( No.92 )
日時: 2015/10/16 19:48
名前: バラバラ ◆wD3p6RHHU6 (ID: VpfXouOp)

3 魔法学校 〜新入生歓迎会〜

それからしばらくして。
「そろそろ新入生歓迎会の時間だ。さっさと大広間行くぞ」
フォルに言われてついていく。
「じゃあね〜!」
楽しそうにロザリアが言う。……て『じゃあね!』じゃないだろぉ!
謎の怒りを発しながら、大広間へ。すでにたくさんの生徒がいる。真ん中の通路を空けて2つ大きな長テーブルがあるけど、私達は入って左側に座った。
全員居るのを確認できたみたい。

校長、ラルス・エターニアが挨拶をする。
「えー、新入生歓迎会を始める。一年生、入場!」
教頭が名前を呼んでいく。
「ラム・エミルア!」
黒髪黒目の紳士的な子だ。

「カティ・シーケット!」
ケットシーの女の子みたいだ。揺れる尻尾が可愛いなー。

「ルミカ・シュバルト!」
美少女だなぁ。ほらほら男子が騒いでるよ……(「ウヒョーーー!!」)

「ロザリア・パステミノ!」
え、などと混乱の声が聞こえてくる。そうだよね。彼女は大魔法使いだもんね。
「ほらほら落ち着いて」
先生達が騒ぎ(?)を静める。

「一旦落ち着け。次は先生方から一言!まずは攻撃系魔法学のゼルフ・ニーグラス先生だ」

「攻撃系魔法学担当、ゼルフ・ニーグラスだ。宜しく。次は回復系魔法学のフェティア・エレトラン先生だ」

「どうも!回復系魔法学のフェティア・エレトランでーす!ティア先生って呼んで下さーい!次は魔法薬学担当のグリューネワルト・ニア先生!」

「グリューネワルト・ニアだ。一年生これから宜しくな。続いて薬草学のリリー・ミルネランス」

「何なのグリューネワルト。こんにちは。リリー・ミルネランスです。一年生の皆さん宜しくね。次は天文学の先生、レオン・エルベルノ先生です」

「私は天文学の教師、レオン・エルベルノだ。もうすぐ定年だが宜しく。次は魔法生物学担当のリン・ニーグラスだ」

「一年生、初めまして。魔法生物学担当のリン・ニーグラスです。今年も頑張ります!」

先生の挨拶は終わった。毎年エルフォード先生は挨拶しないから、教頭と校長の挨拶かな?

「教頭のアルフレート・ミハエルだ。攻撃系魔法学の授業を見に行くからそこは宜しく頼む」

またくるんだ。しょうがない、しょうがない。

「王立ヴェルフェア魔法学校校長、ラルス・エターニアだ。今年も一生懸命勉強に励め。元気に!過ごすんだぞ」

超豪華な夕食を食べて、新入生歓迎会は終わった。
さあ、帰ろう。

「ネスパーナ・グロー!ちょっとこっちへこい!」
校長……か。
「すまないなグロー。お前に言いたい事がある」
「言いたい事?何でしょうか?」

「“反乱因子”の勢力が強くなってきた」

反乱因子。
魔法学校に対抗する勢力だ。世の中を苦しめる魔法を使っている。
戦争好きの王様が押さえているらしいけど……なんで?
王がいないと言う噂があるから……まさか、そのせいなんじゃ?

「反乱因子、か。でも、なんで私なんですか?王国に勤めている人はたくさんいるのに?」

「もうすぐ分かるはずだ。まあ、早く寮に帰ってろ」

どういう事なんだろう?