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複雑・ファジー小説
- Re: 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集中】 ( No.16 )
- 日時: 2015/10/03 18:58
- 名前: ゐずみ (ID: 3edphfcO)
「貴女、馬鹿なの?」
冷ややかなアイスブルーの瞳でじぃっとみつめられ、思わず後ずさる。
「貴女が飛ぶと、私ことフリーア=ロカナディアが見えないでしょう。」
理不尽である。どっちにしろ、私が飛ぶ飛ばない関係なく彼女、フリーアという少女の背では見えないと思うのだが。
「今貴女、私のことを小さいと思ったわね?」
つー、と冷や汗が流れる。目がヤバイのだ。本当にぶちギレそうな感じの目なのだ。
一触即発。まさにそんなとき、女神は現れた。
「フリーアさん、寮確認してきましたよ、ってあれ?」
さらり、と流れる美しい金髪の天使…じゃない、美少女が来たのだ。
「クリスタ!遅かったわね!イライラしてこいつに八つ当た…じゃない、喧嘩しそうだったわ!」
クリスタ、と呼ばれた天使ちゃんは「ふえっ!」と奇っ怪な声をだし、ペコペコと謝ってきた。
「ご、ごめんなさい!フリーアちゃ…さんはちょっと厳しいですけどいい人なんですよ!あ、あの、私はクリスタ=オトマリスと言います。オトとか呼ばれてます…。貴女は?」
しゅん、とした感じで小首を傾げながら問うてくるオトちゃん。
目の前でぶんぶんと手を振り、大丈夫アピールをすると、ほっ、とした様子で笑った。
「私の名前はフレア=リティニア。種族はサキュバス!」
へら、と笑って言うと、オトちゃんは私の寂しい胸元を見て、はっとした様子で「違います!」と慌てた。
「ふん、クリスタ。貴女の予想は会っているわ。この子が魔王様に頼まれた少女、サキュバスの落ちこぼれよ!」
ばばーん、と言った感じで、フリーアちゃんは爆弾発言をした。
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