複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.101 )
日時: 2016/01/13 19:31
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「照山さん。暗殺部隊に入隊してくれませんかねぇ!」

照山は話す。

「さっき、桐生も同じ事を聞かれたが、無理だ。私には患者を救う仕事がある」

俺は要望を変えた。

「それじゃ、仕事が空いている日に一緒に暗殺部隊に入隊しそうな人の所へ行きませんかねぇ?」

照山は話す。

「何故、私が川宮と一緒に行く理由があるんだ?」

俺は話す。

「いや……多分と言うか確実に俺が今からスカウトに行く所は……。五体満足でいられるかどうか分からない所ですよぉ。なので、俺の怪我の治療をすぐに出来るように傍にいてくれぇ!頼む!」

照山は話す。

「……分かった。私は休みを一日だけ取る。しかし、覚えておいて欲しいのは医者は本来休みと言うモノは無い。病気で苦しんでいる患者の分まで、医者は働かないといけないからな」




そして、俺と照山は後日とある場所へ来た。

照山は話す。

「此処って、刑務所?誰かと面会でもするの?」

俺は話す。

「スカウトだよぉ。本当は、施設の奴らの方が良いんだが、何やら問題があって立ち入り禁止らしい。武藤が言ってた。と言う訳で、刑務所の方へ来ましたぁ!!」

暗殺部隊は、本来は許可を得なければならない所を無条件で、無許可で入れる。だから、学校にも堂々と入れたのだ。職権乱用とはまさにこの事。

俺は刑務所の監視官に事情をなんとなく説明して、スカウトを開始した。


施設と刑務所の違いは、刑務所に居る者達は、罪も軽く、重くても刑務所内で問題を起こす事が無い者達が収容されている所。施設の方は、超能力者の場合、罪が重く、超能力が強力な者が暴れる可能性があると判断した場合、施設送りになる。通常は、施設に入ると二度と出られない。しかし、超能力によって、脱走する者もいるが、その場合、応答無用で脱走者に対して、殺しの許可が警察に出る。

勿論、刑務所も例外では無い。しかし、施設と違い、監視員がおり、そして、監視員にも多くの確率で超能力はある為、脱走はそう簡単ではない。

照山は話す。

「成程ね。で?誰をスカウトするの?」

俺は話す。

「超能力が優れてれば良いねぇ。後、言う事聞いてくれて元気が良い奴ね」



エントリーナンバー1。

名前 御堂 海地 (みどう かいじ) 懲役2年 執行猶予無し。

性別 男

年齢 23

囚人番号310 

捕まる前の職業 詐欺師

超能力 本物そっくりに、コピーを造れる能力。能力が発動出来るのは、無機物のみ。人間等生物には発動不可。アンドロイドなら……頑張れば可能かも。

罪名 詐欺罪 有名詐欺グループの主犯と言う訳では無いが、本物そっくりのブランドのバックを生産し、また、それを他人に売りつけた為逮捕。


「……暗殺部隊って何?何か怖そうなんだけど」

御堂は川宮と照山に話しかける。

川宮は話す。

「いやいや、怖くないよぉ。大丈夫!大丈夫!君の超能力さえあればぁ、アンドロイドを騙せるんだからぁ!なあ、良いだろぉ!」



エントリーナンバー2

名前 不束 春道 (ふつつか はるみち) 懲役8年 執行猶予無し。

性別 男

年齢 21

囚人番号 2228

捕まる前の職業 コンビニのアルバイト

超能力 右手の小指が異常に硬い。自分で制御可能。

罪名 傷害罪 以前にも、同じ罪で捕まった事のある前科ありの者。異常に硬い小指で何度も通行人に突然、殴りかかった為逮捕。本人いわく、ストレスがたまっていたかららしい。

「ひ、久々に女を見たぜ!おお……」

照山は話す。

「何で、こいつが暗殺部隊候補なの……?」

エントリーナンバー3

名前 小木 武美(おぎ たけみ) 懲役3年 執行猶予無し。

性別 女

年齢 ヒ・ミ・ツ♪

囚人番号 101

捕まる前の職業 無職

超能力 思った方向へ物を投げられる能力。

罪名 放火罪 人がいない倉庫で、放火。犯行内容は、外から火炎瓶を能力で投げ飛ばし、見事可燃物に火が燃え移ったとの事。犯行動機は、仕事が見つからず、むしゃくしゃしていた。との事。ちなみに、野球等のスポーツでは、超能力は禁止されている。スポーツマンシップに反するからと言う理由。ちなみに、小木さんは子持ちでバツイチ。

「最近、息子が私の所へ来ないのよ?どうしてかしら?」

川宮が話す。

「え〜と、あ、暗殺部隊に入隊出来れば、息子さんに会いに行けますよぉ!」

エントリーナンバー4 一応これで最後。

名前 葛城 充一 (かつらぎ じゅういち) 無期懲役 

性別 男

年齢 34

囚人番号 11

捕まる前の職業 暴力団関係者

超能力 無し

罪名 殺人罪等 あんな事やこんな事をした裏社会からも恐れられている人間の皮を被った悪魔。見た目は意外と普通。超能力者では無いが、超能力者を倒せる程の戦闘能力を備えている。
あれ?ここって罪の内容とか、罪を犯した理由とか書き込む欄のはずじゃ……。

「医者を見ると、ある人物を思い出すよ。ああ、懐かしいね。昔、一緒の組織にいて、拷問仲間だった。頭蓋骨を、叩き割り、そして、また……」

照山が話す。

「他の犯罪者と毛色が違いすぎる、川宮。遊びすぎだ……」