複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.110 )
日時: 2016/01/16 11:58
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

何時の間にか私は自我を持っていた。

川宮らしさでは無く、自分らしさを持っていた。

私は決断した。私は川宮を辞める。


警視総監の所へ再び行くと、気絶から目覚めた照山が看護していた。

照山は警視総監に話していた。

「さっき、桐生が暗殺部隊に入ってくれそうな人を採用していた」

私は二人の会話を遮る様に、話す。

「私は川宮を辞めたいです」

警視総監は話す。

「そうか、なら辞めればいい。別に君だけが必要と言う訳じゃないからな。だが俺だけの許可じゃどうこう出来ない。お前が生まれた場所に行って、色々話して来い」

照山は強い口調話す。

「何があった?川宮、理由くらいはちゃんとあるんだろ?それに、川宮を辞めるってどういう意味だ?」

俺は無言で去った。話しても記憶操作で消されるからだ。






川宮はとある場所へ辿り着いた。

そこは、クローンや生物兵器を違法に製造していた場所だ。

私はさっき此処から出てきて、川宮になった。

「……クローン共に無責任と言われようが、私は私として生きる。私は誰かのコピーでは無い!」

突如、雲の様な巨大な物が現れる。

そして、声が聞こえる。

「君、川宮辞めたいんだろ?警視総監の命令だ。お前の抹殺を許可されたよ〜ん」


何時の間にか桐生が真後ろにいた。

「ごめんね。未来予知で、分かっちゃっていたんだよ。……それじゃ、死ね♪」

私は、機関銃でハチの巣にされた。

……どうせ、また次のクローンがやってくる。私には代わりがいる。……それが良い事なの……か、わるい、事なのか………。


桐生は話す。

「ボクが、クローンの事を知らないとても思ったのが、運のツキだったね……♪さて、警視総監の所へ戻ろっと。芽小折 阿佐(めこおり あさ)♪」

芽小折は話す。

「それでは、おんぶさせていただきますでやんす。う〜ん……機関銃がとても重いでゴザンス。どうにかならないでゴザルか?」

桐生は呟く。

「雲を操れる能力持ってんならさ……雲とかで移動しないの?」

芽小折は話す。

「雲には、乗れますよ。僕の能力なら大丈夫でガンス。ただ、風に流されて思った方向へ行かないデシッ!」

桐生は話す。

「折角、口癖が毎度変わる謎キャラを暗殺部隊に入隊させたのに……!!これで、役に立たないって武藤や川宮に言われたらどうするの!芽小折……分かっているよね♪」

死体処理係の川宮は、桐生達を横切る。

桐生は続けて話す。

「未来予知していると、既視感が起こるんだよね。まあ、当然と言えば当然だけどね……♪」








俺の名前は……川宮 真人。

さて、今日を元気に過ごしましょうっ!!!




第十章 名も無き組織 完

次へ続く

主人公視点変更