複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.113 )
- 日時: 2016/01/16 17:07
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「入団希望者……?」
ところどころに包帯を巻かれた少女が呟く。
俺は少女に向かって話す。
「あ、はい。尾崎 浩人って言います。あの……俺はどうすれば……」
少女は話す。
「とりあえず、見学してて。入団したいと思ったらワタシに声をかけてね」
俺は教団の様子を見学する事にした。
それにしても、他にやる事ないのかね。ひたすら、信者達は教祖らしき者に祈りをしているだけである。
祈って何かが変わる訳でも無いと思うけどな〜。
とりあえず、俺はさっさと入団を希望しよう。飽きたらこの教団からさっさといなくなれば良いだけだし。
俺は少女に話そうとした時だった。
教祖に電話が掛かって来た。
教祖は話す。
「おいおい……。今、儀式中なのに……」
教祖は電話に出た。
「……どうした?土田?何?暗殺部隊が……へぇ〜!」
教祖は隣の部屋らしきドアに向かって叫ぶ。
「黒暗淵!警視総監が入院している病院を盗聴していた土田から連絡だ……。暗殺部隊の川宮、武藤、桐生が学校に出没する可能性がある。面倒くさいが、俺の能力を使って確認する」
そういえば、教祖の超能力は何だろうか……。
教祖は突如、消える。そして……。
「どうも、教祖です。よし、時は止まったか。しかし、不便だなこの能力って。時を止めるのは良いけど、自分自身も能力で止まっちゃうからね〜。本当、漫画やアニメみたいに自分だけ時を止める能力の影響を受けずに動けるぜ!みたいな都合が良い感じだったら良かったのにな〜。……何で、俺も時が止まる影響受けているんだよ。まあいいや、解決しているし。さて、土田から聞いたが、武藤が何かしら記憶操作をして、警視総監を操っているとの情報が出ているな……。後は、川宮は厄介だな。桐生も、未来予知出来るから、少しでも未来が変わったら気付かれるしな……。何か、面倒くさいな」
教祖は、時を動かし映像にした。教祖は未来を見る。
教祖は、学校を見つめる。その先には花霞 叶多の姿があった。
花霞 叶多は、暗殺部隊によって連れだされた。
教祖は自身の能力を解除した。
そして……?何が起こったんだ?
俺は教祖に向かって叫ぶ。
「何をしたんだ……!?」
教祖は話す。
「さあね。では、運命を変えるとしよう」
隣の部屋のドアが開く。
「すみません〜教祖様。コップ片づけてもらっていい?」
教祖は話す。
「……ああ、分かったよ。折角、カッコつけていたんだが……台無しだな」
教祖はコップを持って別の部屋に向かった。
黒暗淵は俺に向かって話す。
「……ん?君、入団希望者?そうなら、ナナシちゃんに話してね。……確か、この高校って真央ちゃんが通っている高校だね。楽しみだな〜。僕に会うのが」