複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.117 )
- 日時: 2016/01/18 15:07
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ナナシはイラつきながら話す。
「創造主……!?どうして、貴方が……!」
僕は話す。
「創造主?この人って高校生じゃないの?」
三國は話す。
「あ〜知らない奴もいるのね。全く、教祖の奴説明くらいしても良いと思うんだけどな〜」
ナナシは僕に解説する。
「黒暗淵?創造主とは、体をパーツにする事が出来、尚且つ、組み換えが出来る能力を持つ、生物学者であり、あのバカげた宗教の指導者。そして、私を造った……マッドサイエンティスト」
三國は話す。
「相変わらず、僕を憎んでいるね〜!うむ、やっぱり、アンドロイドより僕は生物兵器の方が好きだな〜。感情表現が実に自然的だ〜」
思えば、僕も生物兵器だ……。そんな事より、能力の説明がイマイチ、ピンと来ないね。
三國は話す。
「見てよ、このツギハギだらけの手!僕は頭、胴体、手、足を取り外し可能なんだ〜」
そう言って、三國は自分の腕を取り外す。
三國は続けて話す。
「そして、僕はこの無くなった腕の部分に別の手を付ける事が可能なんだ〜」
何か、そう言うおもちゃってあった気がするね。付け替えパーツで、フォルムチェンジするみたいな奴!あ〜何か、買いたくなっちゃったなー。
ナナシは呟く。
「……貴方は、突如、あの宗教から去った。ワタシは嬉しかったけど」
ちなみに、宗教に入って来た幹部の順番は、一番最初がナナシ。二番目が神代。三番目は僕。此処からは暫く時が経って、四番目が土田。創造主は僕がこの宗教に入った時には、いなかった。
創造主は話す。
「去ったつもりは無いよ。さて、久々にあそこへ戻るか。教祖は相変わらずかい?」
ナナシは無視する。
創造主は呟く。
「ねえ?無視するならさ……。今まで以上に行動制限を設けちゃうよ?」
ナナシは呟く。
「教祖は、相変わらず……面倒くさそうにやってます」
創造主は話す。
「そうかい?なら良かったよ。……ねえ?黒暗淵君?言っておくけど、これから僕に逆らおうだなんて考えない方が良いよ。教祖と違って僕は、嫉妬深いからね……!」
僕達は、創造主を連れて、教祖の所へ向かった。
教祖の部屋に入ると、教祖と、鈴森さんと、昨日見学していた男がトランプをしていた。
創造主は話す。
「やあ、教祖。久しぶり。創造主だよ」
教祖は話す。
「ん?……ああ、お前か。お前のいない、この場所は随分と寂しかったぞ。……しかし、三國 涼太がお前とはな……。と言う事は、三國 涼太は死んだのか?」
創造主は話す。
「勿論!だってこの三國の死体をパーツにして、僕の身体になっているんだから。まあ、元の身体に一旦戻るけどねだって死体のパーツは動きずらいから」
この後、創造主は教祖と何処かへいき、その間ナナシと色んな事を話しあった。教祖も創造主によって造られた生物兵器らしく、事実上、創造主の方が立場は上らしい。創造主は、生物兵器を独学で造り上げる天才であり、その生物兵器をコントロールする事も出来る装置も造れるとの事。逆らう生物兵器には、その装置を強制的につけられる。ナナシの能力は、体を構築している組織を無機物有機物関係無く、破壊する事が可能と言う能力。危険と判断した創造主は、応答無用で、制限装置をつけられたと話した。
ナナシは呟く。
「ワタシは、創造主を恨んでいる。でも、制御装置であるチョーカーのせいで、ワタシは創造主に攻撃はできないようにしてある」
突如、鈴森さんがナナシに話しかける。
「あの……。わたしと、尾崎さん、この宗教に入って良いですかね?」
ナナシは答える。
「うん、分かった」
一応、言っておくが、この宗教はインチキだ。教祖の言っている事もでたらめだ。インチキだと言う事を知っているのは、幹部と教祖と創造主のみ。
インチキの宗教を行う目的は、信者から金を取り上げる為だ。その金は大体は幹部や教祖へ行きつく。
創造主は、教祖と共に現れた。
創造主は三國 涼太とは全く違う姿だった。
創造主は話す。
「久々だな〜。このパーツは!やっぱり、生きている内にぶつ切りにした、体は違うな!動きがスムーズだ!」
創造主の能力の特徴は、体のパーツは実際の人間の部位である。死体からもぎ取ったり、生きている内に、切り落としたり等を卑劣な方法で手に入れては、自分の体にくっつけるらしい。
三國 涼太は創造主に殺され、肉体を奪われたのだ。そして、彼のパーツを体にくっつける。そしてなりより、実際の肉体のパーツを利用するので、創造主は三國 涼太に完全になりきる事が出来る。それを見破る者がいるならば、真実を見れる能力者しかいないだろうな……。まあ、一つ欠点があるとするならば、体が成長しない事だが。