複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.122 )
日時: 2016/01/19 19:40
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

坂本は話す。

「姫哭 闇莉。影に隠れて盗み聞きをするな……」

影から少女が現れる。

少女は話す。

「.....私との裏社会の情報交換を先延ばしにして、何をしているのかと思いまして.....」

扠武澤は話す。

「何ですか?この能力者は?」

坂本は話す。

「陸田さんが雇ったんだ。あの人は変わった超能力を持つ人を好んでね〜。彼女の名前は、姫哭 闇莉。この子は、ノーギャラで我々の仕事を受ける代わりに、陸田組が持っている警察、此処らの犯罪組織の情報を全て流せと要求してね〜。私は反対したんだが、陸田さんが気に入っちゃって……」

扠武澤は話す。

「そうですか。坂本さんも大変ですね。で?俺は何処に行って陸田組の縄張りで、色々悪い事をしているチンピラ共を潰せばいいんですか?」

姫哭は話す。

「まず、私の件が先だ.....此処の下っ端が騒ぐなよ」

扠武澤が叫ぶ。

「下っ端だと!?俺はノーエスパーで、大神校長に認められた男だ!白咲さんや土田さんにも、陸田さんだって俺は信頼されている!」

坂本は思う。

(……確かに、皆、彼の強さは認められている。しかし、彼は白咲や土田にある人を殺す残虐性が無い為、ノーエスパーの幹部から外された18歳の少年だ。ちなみに、ノーエスパーとは、大神さんがこの国の革命に利用しようとしている、超能力者を持っていない者達の組織の名称だ)

坂本は話す。

「よし、決めた!君達二人に協力してもらおう」

坂本は二人が驚く間も無く続けて話す。

「姫哭。君にピッタリの情報を与えよう。まあ、言いたくないけど、この際しょうがないね〜。元暗殺部隊の矢城 理(やぎ おさむ)と言う男が、この近くに裏社会の組織を創立して潜んでいる情報が流れている。どうするかは姫哭次第だ」

姫哭は影のある方へ移動して話す。

「早く言えよ。そんな貴重な情報......」

坂本は叫ぶ。

「待て〜!まだ、話は終わっていない。矢城 理と言う男は殺さずに此処へ連れて来て欲しい。しかし、君は……警察関係に恨みがある。殺しかねない可能性があるとして、扠武澤と同行してもらう!」


姫哭と扠武澤の二人は、茫然とした。